私がよく訊かれる事の中に
『どうやって毒親育ちから卒業されたのですか？』
が あります
このテーマで私なりの答えを書いてみたいと思います
まず「卒業」をどこに設定するか？が
大事だと思います
一口に毒親…といっても
本当に様々だからです
話し合いが出来て 分かってくれて
その後の関係を変えていこうと努力してくださる…
そんな親御さんなら そもそも毒親ではない気がします
お互いの愛情の形と受け取る形の違いから
誤解…してただけでしょう
親御さんによっては 子どもがそんな想いでいたとは全く知らず
深く反省される方もいらっしゃいます
何の問題もありませんね
問題なのは 子どもの気持ちが分かっていながら
自分の利益の為にそれを抑え込もう…
もしくは完全無視を決め込む親です
利益もそれぞれです
・自分が自信を失わず生きていくために
常に子どもを傷つける必要がある親
・自分の弱さをカバーしてもらうために
常に子どもに罪悪感を持たせる親
・そもそも子どもには子どもの人生があると言うことを理解せず
子どもは親のものだから 自分が好きにしていいと思っている親
・とにかく暴力や暴言で支配する親
・子どもを自分の資産と考え搾取する親
これらの場合 ほぼほぼ話し合いでは解決しません
火に油を注ぐように悪化することが多いでしょう
それでも対決して 分からせたい！と思う方にとっては そこが卒業
その先の和解までいきたいという方は そこが卒業
でも 離れるのが精一杯の方もいます
もう仕方ない…と諦めるので精一杯の方
そんな方は そこでかまわないと思います
それぞれの家庭がみんな違うように
正しい卒業の形はひとつでは ありません
今はこれで精一杯でも いつかまた進めるかもしれない
なので 私はまだここ…と落胆しないで欲しいです
そして
卒業できたから素晴らしい…というものでもありません
卒業しなければ！と思うばかりに
または 周りから そう求められるばかりに
焦って もう大丈夫と思い込む必要もありません
こだわって欲しいのは
着地点がどこであっても
貴女自身が 自分で自分の人生を生きている
…と実感できるかどうか？です
親のせいでしんどい…が終わることです
その為には 着地点を決め
そこへ行くと…
決めちゃってください！
行けないかも？ではなく 行く！と決める
そう決意する勇気を持ってください
貴女を幸せにするのは 貴女だけ
…なのです
もしも そんな事できるのかな？
…そんな思いがフツフツと湧いたなら
それこそが！毒親のかけた呪いです
貴女をコントロールする為にすり込んだ
親の 呪いです
そこに キッチリと線を引く
これは 親の思考
私は自由で自分の望む幸せを手に入れられる
これと切り離して欲しいと思います
これが できるかどうか？
それが 卒業できるかできないかの境い目です
自分で 親の思考と 自分の思考に境界線を引く
これが できれば 貴女が目指す道は 見えてくると思います
幼く…生きて行くために必要だった
思考の癖は 大人になった貴女には
もう必要ありません
貴女の卒業は どこでしょう？
思考の癖は なんでしょう？
付けられた癖をほどきましょう
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