笑うように | こーしのひそひそ話

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乳癌に罹患 心臓弁膜症 と病気持ちですが 心までは病気持ちではありません!明るく毎日生きてくための吐き出し!北海道で生まれ育った還暦ばーさんのぐだぐだブログっす



中国人 テイ


みんなに 彼の特性を知ってもらおうと

私は 彼について 話をした


今の子たちは クラスに異質な子がいないので免疫がない



私達の頃は アスペルガーとか発達障害児とか


そんな定義はなかったので


小児麻痺の子も 同じクラスにいたし



席を立って歩き回る子、


先生の質問にトンチンカンな答えをする子、ザラにいた




今の若い子たちは免疫がないため、



テイの特性が 恐怖でさえあったよう




違うんだよ

彼はとても頭がいいから


ちゃんとした日本語を完璧に話そうとしてるんだよ



曖昧な言い方や 濁すような言葉は使えないんだよ



だから 生意気なような言い方になり、


聞きようによっては偉そうにも聞こえるけど



そうじゃないんだよ。


あれは 彼の精一杯の自分の中の決まり事なんだよ。


そうだね と言わず そうですね と言い



僕の考えといたしましては という。



もっと砕けた言い方もできるだろうけど


それは彼の中の何かが許さないんだよね




と、こうやってひとりひとりに


テイ君はホントはいい子だよ?


真面目で何事にも真剣で


でも自分に決め事を課してるがために

みんなに理解して貰えない状態になってるだけ


だから 彼の特性をちゃんと知って理解してあげたら


腹も立たなくなるよ と。



最近は


よく笑うようになってきた



みんなが無視してた初めの頃から比べると


今は 馴染んできて 私がいる間でも


彼の笑い声を聞けるようになった




別の作業してた子に


テイ君は 笑うようになったね、良かった! と言ったら




そうですね!最初の頃から見たらほんとに笑うようになりましたね!

こーしさん、そこまで気にしてあげてたんですね!優しいですね!


と言ってくれた



優しいわけじゃないけどね、同じ仕事をするならしかめっ面でするより笑ってしたほうが楽しいでしょ?

だから彼にも笑ってほしかっただけだよ


と言うと 


そうですね!と賛同してくれた



ここの仕事を終えたら 本来の仕事へ戻る彼ら



テイ君の特性をちゃんとみんな知ったんだから、元のところへ戻ったら

教育係の人に ちゃんとテイ君の特性を知らせて 適当とかなあなあとか

そういうのは彼には通じませんから

って教えてあげないとね

教育係さんがブチギレるかもよ?と言うと

メッチャ笑ってました


彼は 彼なりに必死に日本語を覚え、きれいなちゃんとした日本語を使おうとしています



私が テイ君に


テイ君の日本語はちゃんとした日本語だからきれいだよ! と言いました



これを私達が普段使う 適当な日本語で言うと



テイ君の日本語ってさ、めっちゃいいね!ちゃんとしてんね!



ってなるよと笑ったら


ボクハ キチントシタ ニホンゴヲハナシタクテベンキョウシマシタカラ



とな。


ね、真面目でしょう?



ちゃんとした受け答えする人よ笑



真面目すぎて 彼女できないだろうなぁ〜 恋愛なんかも無理だろうなぁ〜
彼には理屈でも うちらには屁理屈に聞こえるからね笑



好きな子にも 


ボクノ シュミトイウカ スキナコトハ〜 って話しそう🤭



でもとにかく 今はようやく 笑い顔を見ることができて



ホッとしています