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乳癌に罹患 心臓弁膜症 と病気持ちですが 心までは病気持ちではありません!明るく毎日生きてくための吐き出し!北海道で生まれ育った還暦ばーさんのぐだぐだブログっす



これは、私が子育てを終えて、働きに出た会社にいた人の本当の話です。


当時、私が働いたのは  生ウニの殻を剥いて折りに詰める作業をするところでした。

海もない街になんでこんな会社が?と初めは驚いたけど

空港が近いので この場所で商売したと、社長はドヤ顔で話してました。


創業時代からいる大御所をはじめとする

女(おばば)ばかりの作業所で、


一人、ものすごく美人でスタイルもよくて、若い女性がいました。


私より、半年ほど前に入ったその彼女は


芸能人に例えるなら

ローラみたいな顔立ち。顔が小さくて

目が大きく、鼻も高くてホントにきれいでした。(アイヌの血がほどよく混ざってるのでエキゾチックな美人です)

旦那さんは再婚で、美人さんは初婚(同棲経験はあるらしい)。旦那さんの仕事は自衛官で、美人さんが産んだ男の子二人のお母さんでもありました




私が入って3ヶ月ほどあとに二人の女性が入社してきました



一人は30代。もう一人はその人の友達で40代。前に同じアパートに住んでいたそうで、仲良くしていたそうです。


半年ほどたったある日、40代女性が私に



私、あの美人さんの名字、変わってますよね? 実は、旦那さんのこと、知ってるんですよ。


と、話始めました。


美人さんは、仕事中、色々と話をするんですが、息子のことや、旦那さんとことなど自慢気に話してるので

愛されてて羨ましいこと!とみんなに冷やかされていました。


それを黙って聞いていた40代女性。


実は、私、前の奥さんと同じ職場だったんです。昔。娘さん、三人いて すごく優しくて新人だった私のこともとても気にかけてくれるいい人なんですよ。

だけど  ある日、ご飯も食べられなくなるぐらい落ち込んでて  心配になって話を聞いたら

旦那さんが浮気して  その浮気相手が家に来て  さっさと別れろ!私の方が愛されてる!子供もできたから 諦めろ!

と言われたって号泣してたんです。

娘さんたち、高校一年生と、中学二年生生、小学五年生で、まだお金もかかるし、別れるつもりなんてないのにって。


でも、旦那さん、出てっちゃって お金も入れてくれなくなったんですって。

元の奥さん  たった2ヶ月くらいで10キロ以上も痩せてしまって………


で、慰謝料?っていうんですか?それの請求をあの美人さんにしたら

これで我慢しろ!って 家に来て

30万のお金を玄関に投げてったって。


そしたら長女さんが、もう、縁を切ろう!あんな親父、要らん!って怒って

それで離婚、したんですよ。


……………そんな修羅場をやったように

まぁ、見えなくはないが、すげェな  と思ってました。

昼間、とある組合の事務をして、週末は、スナックでバイトをしていた美人のお店に通ってるうちに


デキてしまい、自衛官ということで、安定してるし、その時同棲していた男は、ヒモのようなプーだったからソッコーで棄ててやった!とこれまた自慢気に話してたのを聞いていた。

でも、旦那さんが離婚したあとのことだと我々は思っていたから


その乗り込んでいった話に  かなり引いてしまい、


美人を見る目が、ちょいと恐ろしいものになってしまいました。




ここの仕事場に働いて五年目の冬。、私は子宮を摘出する手術を受けるため、入院し、


一ヶ月後、職場に復帰した。

実は、私は心臓が悪いため ありとあらゆる生命保険には、今、加入できない。

が、当時、心臓が悪いと分かる前に一本だけ掛けていた保険があった。


その保険金は、手術費用と入院費、(当時は立て替えて支払い、あとから申請して、戻してもらうというシステムだった)が出るというものだったが、

ところが私の病名が、保険の対象に無くて  先生が 保険対象に筋腫がない保険なんて初めてだなぁ……と悩み、筋腫の重みで子宮が下がっていたので 子宮脱、という風に病名を書いてくれて、なんとか保険金が支払われたが、当時の保険金など安くてかつかつだった。


そこへ



仕事が終わって ある日の夕方、この美人さんが我が家の前に車でやって来てメールが来て 家の前にいるんだ~と届いたので外へ出ると


私は手招きされ、車へ入るよう言われ、助手席に座らされた


そして美人さんはこう切り出した

『実はさ、私の友達が お金を借りるとき、私、保証人になったんだ、そしたら彼女、怪我しちゃって 今、働けなくなって 私のとこにも請求来ちゃったんだよね。

でさ、今、緊急で30万必要なんだよね。
旦那の三月の手当てが出たら返せるから
一ヶ月間だけ、30万貸して欲しいんだわ』


私の保険金があると見込んでのことだと知ったのはそれからあとの事だけど

その時は私も立て替えたお金がまだ戻ってなかったのもあるが、人にお金を貸すなんて私はしないので

どうやって断ろうかと思い、とっさに



『私は貸してあげたいんだけどね、うちの家計を握ってるのは、全部旦那なの。』

といった。そしたら今度は


『あ、そうなんだ~そしたらさ、これから苫小牧の◯◯(サラ金)に一緒に行ってくれない?そこでお金借りて欲しい!』


ときた。


そこでそれに対抗すべく私はこう言った


『ごめん。実はさ、旦那が財布握ってるのには、訳があってね、私、借金返せなくなって任意整理してるの。二年前に。だから私から財布取り上げて旦那がやってるし、私の作った借金は、私が払えって言われたから私ね、働いたの……』と(もちろん、嘘八百)

『だから  私の名前ではお金、借りること出来ないよ?』といい、


そんな友達のことで困ってるなら旦那さんに言えば?

自衛官だもん、なんとかしてくれるんじゃない?

ごめんね、力になれなくて………と私は車を降りた。こういうときに  嘘も方便 と言うんだな、我ながら よく咄嗟に思い付いたな、と自画自賛したが………


ところが…………………



この話にはまだ続きがある。



長くなったので また次ね。