昔は、家の電話しかなくて、
間違い電話もけっこうあったよね。
うちの番号は、地元の一軒だけあるボウリング場と
とてもよく似ていたので、間違い電話がきていた。
三女が産まれて 三人の子育てに追われてるとき
やっと寝てくれた夜8時過ぎ。
旦那は、まだ残業で帰宅していなかった。
あの頃の電話は、けたたましいベルの音がしていたが、
子供たちが寝たあと、テレビの音も小さくしていた居間に
心臓が飛び出しそうになるくらいの音に聞こえた
慌てて 受話器をとった。
昔は、出るとき、名字を名乗ったよね
名乗ったのよ?はい、○○です、ってね。
すると、
え?あれ?○○ボウルじゃないの?
と。(少し酔っているっぽい)
違います! と、いつものごとくだ と、電話を切った
すると、また鳴った
出ると もしもし?○○ボウルさん?
と、同じ人
いーえ、違います!
と、また切った。
それから20分ほどして またかかってきた
出ると また同じ人だった。
9時近かったので 私もイライラしてた
イタズラ心がメラメラと。
もしもし?○○ボウルさん?
と、また言うので、
はい、○○ボウルでぇす!
あー、あのねぇー○月のぉ○日なんだけどぉ レーンの予約出来ますぅ?
はい、大丈夫です!なんレーンのご予約でしょうか?
あ!出来る?あ じゃーねぇー3レーン 予約するかなぁ
はぁい、かしこまりましたぁ!お名前いただけますかぁ?
あ えっとね
○○で予約しとくかな
はい、○○様ですね 何時ごろご利用でしょうか?
7時からいーかい?
7時からですね、はい、かしこまりました!わたくし、
佐藤と申します←日本で一番多い名字を名乗ってやった
ご予約ありがとうございました。お待ちしております!
佐藤さんね、はぁい、よろしくねぇ
電話を切った。
予約した○○さん、残念でしたわね
何度も何度も 間違って こちらの 違います も聞かず
また懲りずに 間違った あなたが悪くてよ。
とてもスッキリいたしました。
で、そのあと 番号を変更申請して、
電話番号を替えました
今から22年ほど前の アナログな時代の時の
お話です