つづき。
 
ここからは2010年代~現在までの検証です。
 
個人的に、2007年からを【移行期】と呼んでいます。
 
 
 
【2010年】☆15周年
参考:『V6 ASIA TOUR in JAPAN READY?』
 
やはりマイクは現在と同じカラーで統一されていますが、この年のコンサートでは何といってもAir」の演出がとにかく素晴らしかったわけで、照明のライティングがメンバーカラーで統一されていたことが象徴的。
 
他にもDANCEパートの照明も美しかったですね。
 
「Voyager」を経て、この辺りから。。。
 
メンバーカラーを打ち出した演出?というか、戦略?を、積極的に取り入れ始めたと思われます。
 
ちなみに、「Bouquet」ではそれぞれ花束を抱えて歌う演出がありましたが、色はメンバーカラーではありませんでした。
 
そもそも青や紫のバラはないですしね(^_^;)
 
坂本くん:
長野くん:ピンク
イノッチ:
剛くん:
健ちゃん:
岡田くん:ピンク
 
ここでも興味深いのはやっぱりカラー衣装の配色です。
 
 
[オープニングのカラーシャツ]
坂本:
長野:緑(色に忠実に)
井ノ原:オレンジ
森田:黄色
三宅:ピンク
岡田:
 
 
[DANCEのつなぎ衣装]
坂本:深緑
長野:グレー
井ノ原:
森田:
三宅:
岡田:カーキ
 
 
※基本的に固定カラーではありません。
 
 
オープニングの衣装に関しては、その後のMCでも話題に。
 
黄色を着ていた剛くんは、「ちょっとあんまり着ない色だからテンション下がる(笑)」とか。。。
 
逆に珍しく青を着ていた岡田くんは、「(いつも黄色なのに)初ブルーかも」とか。。。
 
イノッチがあんまり着ないオレンジを着ていて、「ちょっと緊張してる。俺、明るすぎるんじゃねぇかなと思って(笑)」とか。。。
 

珍しく赤を着ていた坂本くんにいたっては、「いつも赤は剛じゃん?」って言いながら。。。

 

イノッチには「赤は剛のイメージがある。今回なんで赤になれたの?」って言われて、長野くんには「奪い取ったの?」とか散々言われてて。。。

 
各々、何かしら思うところあったみたいですよ。
 
ちなみに、ピンクの健ちゃんに対しては、ただただ「かわいい」っていう(笑)
 
 
 
【2011年】
参考:『V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!』
 
マイクは現メンバーカラー。
 
前年以上に照明やステージ上のセットなど、ところどころにメンバーカラーを取り入れた演出が多様されています。
 
ソロ曲のインストに合わせてバックステージにポップアップで上がってくる際のそれぞれのメンバーを照らすピンスポ、センターステージのチェアーなど。
 
パンダペンライトのカラーリングも特徴的。
 
 
そして、カラー衣装の配色はというと。。。
 
[アンコールの衣装]
坂本:マスタード
長野:
井ノ原:
森田:
三宅:
岡田:
 
 
※やはり固定カラーではありません。
 
 
 
【2013年】
参考:『V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!』
 
マイクは現メンバーカラー。
 
コンサート衣装に大きな変革!!
 
この年からは照明に加えて、衣装や小物まで全体的にメンバーカラーを多用した演出となっている印象です。
 
メンバーカラーのネックス(数珠)配布やオープニングの白い衣装+メンバーカラ―のシューズなど。
 
【オープニングのシューズ】
坂本:
長野:濃紫
井ノ原:
森田:
三宅:オレンジ
岡田:黄色 → 黒
 
 
※岡田くんだけあれ?
 
 
2013年5月27日(月)三宅健のラヂオ。
 
「それぞれメンバーカラーの靴を履かれていましたが、岡田くんだけメンバーカラーではない黒の靴を履いていたのが、すごく気になりました。健くん、その真相をどうか教えて下さい。」
 
というメールに対して。。。
 
「コンサートのオープニングの衣装で、上下白い衣装を着てたんですけど、その時に、メンバーの履いてるスニーカーが、カラフルなそれぞれのメンバーカラーになってたんですけど、岡田は何色だったかな…。岡田は黄色か?だったんですけど(中略)踊りやすい、踊りづらいっていうのが、靴によってあるから、それで多分岡田くんは、途中から変えたんだと思うんですけど」
  
 
健ちゃんからもメンバーカラー発言がありました。
 
 
いよいよ【定着期】到来か?
 
 
 
【2015】☆20周年
 
2015年5月9日 avex公式スタメモにて。
 
「Timeless」が発売しましたね!笑. 絶好調でございます!! 昨日のMUSIC STATIONはいかがでしたか? 皆にメンバーカラーのタワー気づいてもらえて嬉しかったです笑.
 
はっきりとメンバーカラーという記載あり。
 
 
2015年6月15日の三宅健のラヂオにて。
 
 
「近年、メンバーカラーを重視する傾向があると思うのですが、メンバー自身は自分のカラーについてどれほど意識しているのでしょうか?」
 
 
というメールに対しての健ちゃんのお答えは。。。
 
 
「全くもってメンバー本人は、自分たちのメンバーカラーを把握していない人の方がほとんどです。
 
メンバーカラーっていうのも、これ誰が決めたのかも定かではないし、
 
確かね、僕もどの人の記憶が正しいのか分からないけど、一番最初のコンサートをやってた時期にマイクの持ち手の一番下のところに音声さんがわかりやすくするためにメンバーカラーを作ったというか、音声さんがわかりやすくするためということだと思うんですけど、だから別に例えば僕達のコンサートの時の話であって、歌番組にたまたま色がついてるマイクがあったりするんですけど、そういうのは全くメンバーカラーでもなんでもなく、向こうの音声さんが勝手に決めたやつが渡されてたりするんで、違ったりもしますし、基本的にはあんまりね、考えてないと思いますけどね」

 

 

「一応ね、坂本くんがブルー、長野くんが、井ノ原くんが、森田くんが僕がオレンジ、岡田が黄色と、こういった風になっているそうなんですけど、たまたま暖色と寒色系に分かれてるっていうね、たまたまです(笑)」
 
 
トニセン=寒色系、カミセン=暖色系。
 
たまたまとのことですが、お互いのカラーが異なることが顕著に表れているような気がして、たまたまにしてはよく出来ているなと思っております。
 
それにしても、こうして改めて振り返っても。。。
 
20周年の年は、ものすごいメンバーカラー推しでしたね。
 
 
●ドリコレの配色
宣伝ポスター、特典クリアファイル、応募してもらえるキャンペーン当選グッズ(エコピクニックセット&マグカップセット)にメンバーカラー採用。
 
●20周年記念ベストアルバムに「SUPER Very best」のLoppi・HMV限定盤の封入特典には「V6 20th ANNIVERSARYラバーバンド メンバー カラー6種セット」が登場。
 
●「HMV&ローソン限定 V6当たりくじ」
ポーチやチャーム、ピックセットなどは全6色あり、景品のラインナップにメンバーカラー採用。
リストウォッチの文字盤もメンバーカラーのラインストーンで6色。
 
●「ローソン限定 V6グッズ」 ポイントパック 全6色
 
●代々木限定ツアーグッズに「オリジナルクリスタル付きカラーペンシル6本セット」(6000円)という、メンバーカラーのクリスタルがついている高級色鉛筆が登場。
 
●他にも恋愛ゲームアプリ「ラブセン」のアバターもメンバーカラーの6色展開
 
etc.
 
 
⇒関係する公式サイドから、ありとあらゆる形でばっちり提示され続けたおかげですっかり定着。
 
 
【定着期】到来!
 
 

かと思いきや。。。

 

こんなにもごり押しされていたにも関わらず、メンバーたちはあまりわかっていなかったようです。

 

「SUPER Very best」のラバーバンドも「長野くん、何色?」とか言ってましたから、この温度差はもう笑うしかないですね(笑)

 
 
 
20周年のコンサートでは。。。
 
【2015年】
参考:『V6 LIVE TOUR 2015 -SINCE 1995〜FOREVER-』
 
マイクは現メンバーカラー。
 
照明もところどころメンバーカラーで、映像や衣装にも、多く採用されています。
 
 
[オープニングジャケット脱いだ後の黒ノーカラーシャツ&ポケットチーフ]
坂本:
長野:
井ノ原:
森田:
三宅:オレンジ
岡田:黄色
 
 
※現メンバーカラーで統一。
 
 
2013年の時には靴のみでしたが、ここから服の衣装にもメンバーカラーを意識したものが度々登場するようになりました。
 

 

 
【2017】
参考:『V6 LIVETOUR2017 The ONES』
 
ハンドマイク、スタンドマイクともにメンバーカラー。
 
コンサートグッズのうちわ、裏面の名前表記がメンバーカラー。
 
マイク、マイクスタンド、衣装、照明、映像、トロッコなど、これまでの流れを踏襲し、随所にメンバーカラー演出多様。
 
収録日が長野くんのお誕生日だったということで、 長野くんの生誕記念企画“博のイイところ45”!が行われましたが、メンバー選出の5つはメンバーカラーのアイシングクッキーとなっておりました。
 
会場モザイクアートに参加された方が押してもらえるブイロクくんスタンプは、日替わり全6色のメンバーカラー。
 
DVDの購入特典には、メンバーカラー背景に顔写真が入った「ポストカード」や「ポイントシール」がついてきました。
 
坂本:
長野:
井ノ原:
森田:
三宅:オレンジ
岡田:黄色
 
 
⇒6人のメンバーカラーの認知&周知徹底はゆるぎないものに。
 
 
今度こそ盤石の【定着期】到来か?
 
 
と思っていたのですが。。。
 
この期に及んで、長野くん生誕祭のアイシングクッキーのくだりで「青はだれ?」なんてメンバーの発言があるので、ご本人たちの認識が未だに薄そうなのがむしろ愛おしい(笑)
 
 
 
【2019】☆最新

V6 50th Single「Super Powers/Right Now」発売。

 

アニメ『ONE PIECE』の主題歌として書き下ろされた「Super Powers」のMVでは、メンバーそれぞれがメンバーカラーの照明に照らされて歌うシーンや、『ONE PIECE』の作中に登場する”悪魔の実”を再現した、メンバーカラーのカービングされたフルーツ(一部、野菜)が登場します。

 

 

坂本→青りんご(こちらはではなく黄色ですが、ネーミング採用?)

 
長野→ナス()
 
井ノ原→小玉スイカ()
 
森田→リンゴ()
 
三宅→オレンジ(オレンジ)
 
岡田→レモン(黄色)
 
 
青りんごとナスの無理やり感はありますが、メンバーカラーのフルーツでやろうとしたらまず青で躓いて、紫で苦労しますからね。
 
だいたいこの2色が難問。
 
妥当なところに落ち着いているかと思われます。
 
また、3種同時購入特典のアクスタことアクリルスタンドにも、バッチリ6色のメンバーカラーが採用されています。
 
 
 
 
ざっと振り返ったところ、現状こんな感じでしょうか。
 
数年の【移行期】を経て、ついに盤石の【定着期】到来か?
 
いつまで経ってもメンバーの認識が薄いので、何とも言えません(笑)

ただ、メンバーカラーというものをさほど意識してこなかった私でさえ、ここ数年の公式サイドによるこれでもかとメンバーカラーを打ち出した戦略に晒され続けたことより、さすがにもうすっかり現在の6色で認識が固定されています。
 
実際、雑誌などで色別になっていると。。。
 
きちんと読まなくてもパッと見で誰の発言なのかすぐに判別できるのはありがたいですし、テレビの場合も声がきちんと聴き取れなくても、テロップの色で誰の発言なのかを判断できたり、利点も多いなと感じております。
 
結構間違っていることもあるので、頼りにしすぎ、信用しすぎは危険ですけどね。←
 

他にも、コンサートなどにメンバーカラーのお洋服や小物を身に着けて参加されているファンの方を見ると、”あぁ○○くんのファンなんだなぁ~”などと思うようにもなりましたし、○○くんのファンって一目でわかると、それだけでファン同士なんとなく仲間意識が芽生えたりもするのかなぁ~とか勝手に想像して微笑ましく思っております。
 
自分ではメンバーカラーのお洋服や小物を意識して身につけた経験がないもので、後者につきましては想像の域をでませんが;;
 

マーケティングの側面から考えてみても。。。
 
6色展開のものに無性に心惹かれたりとか、何だか知らないけどカラーバリエーションのあるものは6色集めたくなったりとか、商業戦略的にも美味しいことが多いような気がします。
 
※以前、「meiji THE Chocolate(明治 ザ・チョコレート)」をメンバーカラーで揃えて買っていらっしゃる方に遭遇した際には、なんだかとても温かい気持ちになりました。
 
 

結果。。。
 
 
 
 
ファンが誰でも
 
・わかりやすく手軽に楽しめて
 
・誰も傷つけず
 
・商業的にも美味しい
 
三拍子そろった
 
みんなが喜ぶやつ
 
 
⇒メンバーカラー
 
 

みたいな認識です(笑)
 
 
 
そして、なんとなくですが。。。
 
私のような古株ファンよりも、むしろ20周年前後からファンになられた方々の方が、メンバーカラーへのこだわりが強そうな気がしております。
 
偏見とかではなく、単純にファンになった時からメンバーカラーというものをこんなにも提示されていたら、最初から”そういうもの”として受け入れ、入り口の段階から思い入れや愛着を深めやすいんじゃないかなぁ~という意味です。
 
後輩グループが、デビュー当初から軒並みメンバーカラー推しなのも、そういう戦略を意図してのことなのかな?と個人的には感じております。
 
もちろん古株ファンの方の中にも、メンバーカラーに愛着を持って大事にされているという方も大勢いらっしゃることと思いますし、何にせよ愛着を持って愛でられるのということは素敵なことに違いないです。
 
ただ。。。
 
私なんかは、剛健びいきとは言え、あくまでもグループファンなので、
 
剛くんカラーを手にしたら、健ちゃんも欲しいし、剛健を揃えたら岡田くんも揃えないといけない気がするし、カミセンをコンプしたら、今度はトニセンがいないのは寂いし。。。
 
結局フルコンプしないといけなくなることは容易に想像できるので、あまりにもメンバーカラーを意識しすぎると、とんでもなく出費が増えそうで末恐ろしいというのが本音です。
 
大人はやろうと思えば、いくらでもお金で解決できてしまうことが怖い。
 
なので、このままなんとな~く、ゆる~く、程よい距離感を保っていくスタンスで、微笑ましく見守っていたいなと思っている次第でございます(;´・ω・)
 
 

というわけで。。。
 
2回に渡ってお送りした、「V6とメンバーカラーの変遷」
 
いかがだったでしょうか?

ここまで長々とお付き合いくださった皆さま、どうもありがとうございました。
 
20年以上ですからね、振り返るにはそれなりの時間がかかるってもんです。
 
出来はともかく、普段以上に執筆に膨大な時間がかかっている超大作なので、少しでも興味深く読んでいただけておりましたら幸いに存じます。
 
ではまた。
 
 
 
p.s.
番外編として、『MISSION V6』での【 6分以内に全員バラバラの色のTシャツを着ろ】 についても公開予定です。
 
こんな拙い素人のブログを読むより、YouTubeで現物を観ていただいた方がよっぽど面白いし、てっとり早いのですが;;
 
違法アップロードを大っぴらには推奨しずらいので。。。
 
こちらもご興味がございましたら、お付き合いくださいませ。