浜松市の木下恵介記念館(旧浜松銀行協会)において、
木下惠介映画上映会で最後に残った「スリランカの愛と別れ」の上映が
12月22日に行われました。
従来は、映画音声の再生にはPA用のスピーカーを使用していましたが、
今回は記念すべき49本目の上映会ということで、
Tom's labの無指向性スピーカーRP123を使用することになりました。
映画上映会での音声再生用にTom's labの無指向性スピーカーを使用した場合の利点は、
(1)広い場内の全てのお客様に低音から高音まで整ったバランスの音声が届けられる。
(最適な音響エネルギーバランス設定)
(2)広がり感や奥行き感と共に、人や楽器の実在感あるリアルな立体音響空間が得られる。
(垂直同軸360°完全無指向性)
一方、マイナスの要素としては、
(1)セリフなどの明瞭度が薄れる。
壁や天井からの反射音で若干セリフが聞き取りにくくなります。
ただし、事前に行った試聴確認の結果、
スピーカー自体からの直接音によるクリアな音質が気持ちよく、
映画の音声として問題ないレベルであることを確認しました。
10:00から約2時間上映が行われ、
その後30分間の時間を頂き、
無指向性スピーカーの音響効果を説明するための音楽再生による試聴会を行いました。
プログラムは、
Bach: Cello Suite #1 In G
アイルランド民謡: ロンドンデリーの歌
ヘス: ラベンダーの咲く庭で
Bach: Prelude N°1 En Do Majeur
アイルランド民謡: Danny Boy
最後に、
小型の無指向性スピーカーBG031でもBach: Cello Suitesを再生しました。
試聴会の後、多くのお客様がRP123とBG031の周りに集まり、
無指向性スピーカーの音響効果と音質に感嘆されていました。