浜松市 T 氏からオーダーをいただいている

スピーカー・ネットワーク Model T-2 の

外装板材の加工から

組立・塗装、

電気部品取付・配線、

性能測定までの

一連の製作工程について投稿します。


外装板材の加工
板取図に基づき、板厚12mmの合板を切断加工。
45cm×90cmの板で丁度一台分。
板取図


そして、大小穴の穴あけと形状カット。

リアカバー

サイドカバーL、ボトムカバー、サイドカバーR

フロントカバーL、トップカバー、フロントカバーR

 

組立・塗装
加工の終わった外装部品に面取りとサンディングを施し、

スピーカー・ボックスのような外装部品をねじ止め・接着する。

 

次に、T氏の1階ライブ・ハウスの雰囲気に合わせてDark Brownで塗装。

 

電気部品取付・配線
外装の塗装が乾いたところで、

既に入荷済みのL,C,AT電気部品を取り付け配線し、

各素子をインシュロックタイで固定する。


ロシア軍仕様品の筒状のオイルコンや箱型のオイルコンがずらり、

軍用兵器か時限爆弾に間違われそうな風貌!

 

代用スピーカーを繋げて音響性能を測定
WOとSQの代用スピーカーはYAMAHA NS-10M PRO、

TW用はYAMAHA 0506Bを使用する。


測定風景


NS-10M PROのSinSweep音圧とインピーダンスの周波数特性(素特性)

 


800Hz~2kHzが若干膨らんだ特性
10Ω/500Hz


WO,SQ,TWの特性はNS-10M PRO,0506Bの素の特性を重ねて表示
WOの音圧周波数特性


SQの音圧周波数特性


黒:NWなし

:ATT-0dB
緑:ATT-6dB
青:ATT-10dB
高域はHigh cut filterを搭載しない構成。


TWの音圧周波数特性

 

緑:NWなし
黒:ATT-0dB
青:ATT-5dB
赤:ATT-10dB

 

トップカバーのネジを締め、

端子台のシールに記名し、
Tom's labのエンブレムを取り付けて

Order Made Speaker Network Model T-2 が完成。

 

次は、実際のスピーカーに繋いで測定・試聴する。
WO:ALTEC 515-8GHP 平面バッフル
SQ:
GOTO SG-555TT + S-175horn

(GOTO SG-505 + S-200horn から変更)
TW:JBL 2402
超弩級スピカー・システムを制することが出来るか・・・続く