ロシア・ウクライナ紛争が勃発してからメディアでは、私の自衛官時代にお世話になった、元将官、防衛省の研究員や大学の専門家がコメンテータとして出演しています。懐かしく感じています。

米国バイデン政権は6月下旬、対人地雷政策を見直し、使用しない方針を決めました。
ただし、朝鮮半島での使用は例外のようです。
地雷廃止(オタワ条約)が決まったとき、私は、陸幕開発課2班に勤務していました。
施設装備担当だったので、すぐ、代替装備品を開発を命じられ、日夜、奮闘した思い出があります。

ところで、今の国際情勢は、冷戦時代と類似してきたように思います。
(中国、北朝鮮、ロシア)対(米国、NATO(欧米)、韓国、日本)の東西関係が構築されるのではないでしょうか。
「鉄のカーテン」がウクライナ周辺になるのでしょうか。
国連も今回のロシアとウクライナとの紛争には機能不全。

国内にはルールを基盤とする秩序がありますが、
国際的にはそうではないことを思い知らされました。

国際社会は諸国家の上に立つ世界政府なるものが存在しませんから違反を阻止する存在が欠如しています。
冷戦時代は、国際政府の代わりに、ソ連と米国という大国(当時)が核などの巨大な軍事力でバランスしていましたと言えるでしょう。

いずれにしろ、これからの国際関係を私は「冷戦ノイドノイド(冷戦もどき)時代」と命名したい。