先日、友人夫婦がパパママになりました。
出産前には夫婦とお腹の赤ちゃんに会いに行きましたが、出てきた赤ちゃんとはまだ会えてないので、会えるのが楽しみです。

生まれたと聞いて、夫に「おめでとう!お前、泣いた?笑」ってメールしたら「こっそり泣いたよ」
と返事。
そのあと奥さんからは、「病室に戻ったらダンナが泣いてた」とメール。
バレとるやーん笑。


奥さんは乳がんサバイバーです。
2人で闘い、癌を乗り越えて、結婚しました。
そして、抗がん剤の副作用で起きてしまった不妊症と、ずっと闘ってきました。

治療をしている彼女本人の悩みや不安や頑張りはもちろん、
支える夫も悩んでたそうです。
「不妊治療は子供好きの自分のためにやってもらっている。」うしろめたさ、とも言っていました。

癌患者の方々はたくさんいらっしゃいます。不妊治療に取り組んでいる夫婦もたくさんいらっしゃいます。
闘いを挑む現実は、厳しいものだと思います。

でも、奇跡も、起こりうる。
全ての局面において。
そして、人には信じる力と勇気があります。

俺が言葉にしただけやと、安いロマンチシズムかも知れないけど、それが人間が持つパワーの本質やと思っています。

その力と勇気を改めて見せてくれた2人に、俺は勝手に、心から感謝しています。


彼女は以前から、
「治療における可能性、危険性、選択肢をきちんと伝えて、患者自身が選びとることが出来る治療」を求めて、声をあげて頑張っています。
2人で取材にも応じて、自身を通してメッセージを発しています。

出産後、早速取材を受けたらしく、
本日8月29日21時からの、
NHKニュースウォッチ9
「癌患者の妊娠・出産」
に取り上げられるそうです。


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最近も、難病・重病に関して、「知ること」の意義が議論される事があります、増えてます。(例えば"バケツの水の拡がり"もそうですよね。)

知ること、がまず一歩。
でも、ネットなどによって、僕らの身近には「知るべきこと」が溢れています。それに出会うか出会えないかは、縁、やと思います。
このブログを通して、僕の友人の事を知ってくれた皆さんも、縁やと思います。

知ること、の一歩になれば幸いです。

そして、僕にもまた色々教えてください。