この2週間久々にベルギーで最初にお世話になった師匠のところへ

久々にレッスンへ行ってきました。


ピアノのソロでのレッスンは、身も心も引き締まる思いと、

こんなかんじだったなぁという昔の記憶が色々蘇り、

懐かしかったです。


相変わらず巨匠は巨匠でした。




先日は、

今年から来年にかけて、

フランス、ベルギー、ルクセンブルクでの演奏会で弾く予定になっているピアノトリオと、

チェロソナタの作品があり、その作曲者であるニコラ・バクリさんに、


それらの曲を聴いていただき、色々と作曲の経緯や音楽の事など、

作曲家の視点からアドヴァイスいただきました。


作曲家自身の前でその作品を弾く事、非常にこれまた身も心も引き締まる思いでした。




モーツァルトとかショパンとかなどの曲と違い、現代音楽となると、


聞くのが難しいわからないなどと感じる事も多いですが、


ニコラさんの曲は、現代曲の中でも比較的聴きやすく、


弾いている方は、ドキドキワクワクしながら弾いてます。


現代曲の面白い所は、作曲家の方々が存命していて、

直接、質問をしたり、聴いていただけるチャンスがあるという点。

ベートーヴェンのソナタを弾いていても、

どんな意図で書いたのかは、亡くなっているために直接、

ベートーヴェンさんに聞けないので、

その時代の背景、演奏法、音楽や文化など様々な事を知った上で、

考えながら楽譜を読み弾く必要があります。

しかしそれも演奏家にとっては、楽しい作業です。





ニコラさんの作品は日本での次回の演奏会でも演奏できたらいいなぁと考えています。



最後にピアノソロの楽譜をプレゼントしていただきました。