志望度ってどうやって判断されているの? | 秘密の「就活力養成講座」

志望度ってどうやって判断されているの?

さて今回は就活講義編です。

前回の講義「人事の事情で内定が決まる!?」では、
人事は、予測不可能な内定辞退者数をコントロールするために「志望度」をみていると述べました。

本当に志望度が高い学生であれば辞退する確率は低いものです。
辞退者数をコントロールするのなら、本当に志望度の高い学生を採用することが必須となります。
ですから、能力に大差のない学生が2人いてどちらか一方しか採用できないという状況があれば、志望度が高い方に内定をだします。
志望度は、内定の最後の決め手にも成り得る非常に重要なポイントなのです。
では、面接の中で、どのように学生の志望度を判断しているのでしょうか。

これは大きく分けて2つあります。
■会社に対する「強い気持ち」をもっているか。
■就活においてどの程度自分の会社にエネルギーを使ってくれているか。

順番に説明していきます。

■会社に対する「強い気持ち」をもっているか。
この会社に入りたい!や、この会社について色々知りたい!という興味が強ければそれだけ、志望度が高いといえます。

■「就活においてどの程度自分の会社にエネルギーを使ってくれているか」
ネットが普及したこの時代ですから、20~30社を併願してうける学生も少なくありません。
多くの会社をうけるのであれば、使える時間も限られてくるというものです。
当然、限られた時間のなかで一番力を入れている企業に、一番時間を使うものと考えられますね。
だから、「学生がどれだけ自分の会社に時間を割いてくれているのか」に注目するのです。
先に述べた「強い気持ち」がある学生が、実際に多くの時間を割いてくれている場合は、志望度が高いと判断することできます。

以上の2点を踏まえて、志望度が高いと判断できる材料になるものをいくつか紹介します。

*第一志望だといっていて、その理由に納得感がある。
「御社が第一志望です」という学生がほとんどです。
その理由は当然質問します。本当は第一志望ではない方もたくさんいますから。
この理由に納得感があれば、本当と思って良いだろうと判断します。
理由が薄っぺらく感じられたり、どこかの本で読んだのかなと感じられるような内容ではマイナスです。

*話し方に熱がこもっている
詳しくは実践編で述べます。面接官への伝え方の問題です。
「気持ち」の部分ですので、同じ内容を伝える場合でも、伝え方によって伝わり方は違います。
原稿を棒読みしているように聞こえる場合はマイナスです。 

*複数回会社へ足を運んでくれている(説明会のみではなく、就活セミナーなど)
会社によっては、夏あたりから就活生対象のセミナーを開催していたり、インターンを行っていたりします。これらにどの程度参加してくれているのかは、志望度を測る目安になります。
セミナーの情報をこまめにチェックしてくれていたり、何度も足を運んでくれていたりするのは、興味があるからに他なりませんし、時間を割いてくれている証拠になります。

*会社のことをよく調べてくれている。
言うまでもないですが、本当に会社のことを調べるとなると、なかなか骨が折れるものです。
業界の中での会社の強み弱みや特性、会社の雰囲気、力を入れていくことなどを調べる場合、それこそ、新聞の記事を過去に遡って追って行ったり、学校のOB・OGを「自分で」たどって話を聞いてくる必要があったりします。なかには「よくここまで調べてきたな!」と感心するような学生もいます。
この場合は、「本当に興味があるんだな」と判断できますし、「時間を割いて調べてくれた」という証拠になります。ただし、よく調べているというのは、説明会で説明された内容をそのまま理解しているということではありませんので注意してください。


さて、歩留まり率の講義として、以下のような順番で説明してきました。
1.人事の事情として、採用計画どおりの新卒入社者数を出す必要がある。
2.そのためには、内定辞退者数をコントロールする必要がある。
3.辞退率の低い学生を採用する必要がある(志望度の高い学生)。
4.学生の志望度を見極める必要がある。
5.志望度を見極める方法。


人事の事情で内定が決まる場合があること、そのために志望度を問われていることは理解できましたでしょうか。今回例として挙げたものはほんの一部分に過ぎませんので、今後公開していく実践編で具体的な事例を交えて紹介していくつもりです。

また、この「志望度」は内定が決まる一要素にすぎないという点も忘れないでくださいね。
さて、次回からはいよいよ、最後の要素である「人間力」について説明していきます。
ご期待ください。


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