タロットの大アルカナは、魂の旅路を映し出す22の鍵。
それぞれの鍵が開く扉の先には、あなたの内なる声とつながるヒントが隠されています。
「導きの灯り 〜大アルカナ編〜」では、その一枚一枚のカードが語る物語を、静かに辿っていきます。
けれどその前に、ちょっとだけ──
タロットカードにまつわる豆知識をご紹介させてください。
アルカナ(arcana)は、
ラテン語の『アルカーヌスム(arcanum)』の複数形です。
アルカーヌスムは、もともとは「机の引き出し」を意味する言葉で、
そこから「隠されたもの」、転じて「秘密」「神秘」「奥義」「秘薬」「霊薬」と
いった意味を持つようになりました。
タロットカードに『アルカナ』という言葉が使われるようになったのは、
タロットカードが神秘的なものとして認識されるようになった
19世紀頃からと言われています。
つまり、『アルカナ』とは、タロットカードに秘められた神秘的な力や、
私たちに語りかける深遠なメッセージを象徴する言葉と言えるでしょう。
そして、その『アルカナ』の中でも、特に重要な意味を持つのが、
これから解説していく『大アルカナ』と呼ばれる22枚のカードたちです。
この22枚の『大アルカナ』は、人生における重要なテーマ、魂の成長の物語、
私たちの人生における様々な局面や、心の成長段階を表しています。
それぞれのカードが持つ意味を知ることで、あなたはきっと、
自分自身の内面と深く向き合うことができるでしょう。
それでは、大アルカナが灯す【導きの灯り】を見つけに行きましょう。
…と、その前に。
タロットカードに描かれているアイテムと同様、
『色』もまた深い意味を持つ重要なシンボルです。
それぞれの色が示す象徴や印象について知ることで、
より一層タロットの灯を見つけやすくなると思いますので、
まずは【導きの灯り 〜色彩編〜】をご覧ください。