3月13日
ケアマネさんから電話を受けてから
様々な経験を重ね
大きな大きな変化を迎えながら


5月23日
父は杖なしトロミ剤なしの状態で

無事に退院となりました


お声掛けくださいました皆様
お越し下さいました皆様



多くの方に支えながら
今までとほぼ変わらぬ生活を
始めることができました




心より 
ありがとうございます





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4月下旬


入院中の父の希望で外出し
実家で過ごしていたとき


父はいつものように
些細なことから不平不満を言い出した

 

規則の中でのリハビリ入院生活

鍵を持って来い
通帳を持って来い
支払いは自分がやる


3月分の入院費支払いの為に
父に頼まれて
代わって現金を引き出したことも


身体の回復とともに

認知症状の物盗られ妄想に
繫がっていった






不安な気持ちになり
心が彷徨い




お金という
生きていくために
必要な確かな存在を確かめようとする



自分を守る存在を奪われるという
恐怖が生み出す幻の世界から
私をみている




父を眺めながら感じていた




人を責め立てる父の言葉の奥にある
不安や恐怖を生み出しているもの




目の前にいる父の中にある根源


父も私も同じものを抱えていた










認知症であってもなくても

不安や恐怖が創り出す世界は


人を批判し

そしてジャッジする








父の苦しみではない

自分自身が抱えている
苦しみに向かい合う





実家にいたこの日
私は父の人生を感じながら



私自身は子供のポジションのまま
父に感謝の想いを伝え始めていた



そしてそのまま 

言葉の想いのままに素直になれた



意識していたのではない




不意に父を

抱きしめたのだ







ずっとずっと
確かめたかった自分自身の気持ちに
寄り添っていた





頑なさを崩さない父に
何度も何度も傷ついて

悲しいこと

愛されたいこと

抱きしめてもらいたいこと


大人になった私ではなくて
素直なこの私に繋がって
いつの間にかしていたしぐさ




大事に思っているって

言って欲しい・・



言われたい・・・





そう何度も何度も伝えた




拒絶されても
傷つけられても
幼い本当の私が


嫌だ
嫌だ
大事に思ってるって言って・・・



私の声なき声が



いつまでもいつまでも叫んでいた
 




不安や恐怖を抱えながら
奥底に蓋をして閉じ込めてきた願い





いつしか

嫌がっていた父の抵抗はなくなっていく





握りしめていた手を開き

背中に手を回してくれた







大事に思っているから





 
そう小さな声が




聴こえた







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人は心に傷を抱えていても



前を向いて生きるために



忘れようとしたり
見ないようにしたり 
楽しむことでその傷を奥底に


蓋をしてしまい込む





いくら蓋をして誤魔化していても


治ることのない傷





蓋をしているからこそ
何度も何度も傷つく世界に居続けた



そしてその不安や恐怖は
人を批判しジャッジする




根底にある愛着が傷ついている


5月1日令和初日

宇宙の子マサさんのブログ記事をみて
読んでみたいと思った本に出逢う


 



目の前に起こっている問題ではなく
根源にあるものを癒やす



それを分かりやすく
解説されている本だった






「なぜ自分はこうなんだろう。」

 

「なぜ自分はこんなふうに感じるんだろう。」

 

「自分の中に何があるから、

こういう反応を起こしてしまうんだろう」

 

 


記事の中に綴られていた言葉に
出会えたことで
何かが反応していた











父と自分自身の奥底にある
愛着の傷が少しでも癒やされたことで


父も私も表面的には
変わらない会話をしていても

波動というものを感じられるのなら

間違いなく




心を通わせたこの体験は
お互いの中にある
愛着の傷が癒やされ始めたのだろう



あれ以来
同じ言葉を言われても
声のトーンが柔らかく
習慣的に口にしてるだけにしか聴こえない


自分自身が癒やされたことで

どうしても何かに触れると
過剰に反応してしまう

いつも感じてしまっていた





「なぜ自分はこうなんだろう。」

 


「なぜ自分はこんなふうに感じるんだろう。」

 


「自分の中に何があるから、

こういう反応を起こしてしまうんだろう」

 



 

愛着という傷を癒やすことで

この感情に変化が生まれたのを


感じずにはいられないのだ・・・








取り寄せて読んだのは
「愛着障害の克服」






愛着に傷を持っている人に

(私は誰もが
愛着に傷を受けた経験をしていると思っています)



この本の中に出てくる
「安全基地」という存在


私がそうであったように
不安や苦しみや悩みを抱える人達にとって


安全基地に繋がるということが
その苦しみに向かい合える前の段階

人に受け留めてもらうという

初めの一歩なのだと







家族にその場所を求められなかった私は

見渡すと
沢山の愛溢れる安全基地に繋がっていた



誰に話したって何も変わらない・・・

自分が自分で乗り越えるしかないんだ

頑なに
苦しみひたすらただ耐えて生きていた



もう嫌だ
こんな人生早く終らせたい
変わりたい
変わりたいよ

そう思っていた時に辿り着いた場所は
 



前ページに綴った
アドバイスも批判もない

すべてを受け留めてくれる

最後の「。」まで聴いてくれる場所


ただただ聴いてくれる人達が創る
その空間は



心の愛着を癒やす
間違いなく安全基地として存在していた






兄の看取りに大きな傷を抱え

新たな頑丈な蓋をして



自分を誤魔化し自分を守る為に
頑なな鎧を身に着けて生き始めた





見えるものすべてが恐怖になって
聴こえるもの全てが刃になって
私を苦しめてきた






怖くて苦しくて泣き叫びながら
生きていた



安全基地に
受け留めていただきながら



少しずつ動き出した


場と人が祈りを込めて創り出す
エネルギーに満ちた空間に繋がること

その出逢いが
さらに私を少しずつ緩まして行ってくれた








父の認知症に向き合い
先の見えない不安の中にいたとき
希望の光を見せてくれた
Bouquetオフ会




参加する苦しみに寄り添い
ブログにも詳細を避けて 
受け止めてくださった

死別喪失感カウンセラー
少人数での講演会での体験





非日常を体験したくて
変わりたくて一歩前に進みたくて
敢えて東京や大阪など遠方まで行った

絵本講座や選書


 

どれも経験という宝物を抱えた
一人ひとりが
その場を温かく大切に創り出していた




場と人と魂の出逢い
そして祈りのエネルギーの中で
過ごし始めた





そして
怖くて怖くて怖くて・・・

その蓋をしていたものに
その場を知ってから2年も苦しみながらも
向き合うことになった





本当の愛と幸せを届ける講演家
     中村美幸さん


こころのオアシスを主宰する
心理カウンセラー 皿井啓之さん




不安と恐怖に向き合うこと
自分で頑丈に蓋をして
誤魔化しながら生きていた

その気持ちに
勇気を出して自分に寄り添うことで

一緒にその場で同じ空間を創る
寄り添い合う人達の中で




傷ついた愛着が
癒やされていくの体験した

癒やされた体験をしたからこそ
 



あの写真の私に繫がって
父を
抱きしめることができたのかもしれない・・




父を抱きしめているとき
このいのちと心のおはなし会で
語り部の中村美幸さんに
頬を重ね合わせながら抱きしめてもらった

あの瞬間とも繫がっていた




不安や恐怖は

その奥にあるたったひとつの大切な想いに
繋がるための魂からのメッセージ




体感することで
湧き出てくるエネルギーが創られる



 
根源である
傷ついた愛着を癒やすことが

表面の問題を変えていく






聴いてもらい
受け留めてもらえた経験が満たされると


聴くという耳が育ち


批判もジャッジもなく
聴くというチカラが



新しい世界を受け入れ
自分という枠を広げていった







こころのオアシスと
いのちと心のおはなし会



そして温かな人達がチカラを合わせて
創り出している
素敵な場所が

あなたの近くにきっとある




そんな人や場に
繋がることから生まれる心の変化に



出逢っていきますように



人は生涯をかけて
蓋をしてきた感情に向き合う


不安や恐怖は

その奥にあるたったひとつの大切な想いに
繋がるための魂からのメッセージ




目の前にある出来事の

その奥にある




たったひとつに繋がるために






人と人が創り出すエネルギーの中で

愛着というこころの根源に寄り添う

愛溢れる場所が








不安や怖さを抱えているあなたに

大切に心に届きますように








長文にもかかわらす
最後「。」までお読み下さり

心よりありがとうございます