買い物から戻ったあんなはわたしのテンションの下がり具合を

心配していた。

「何かあったの?やっと離婚できたんだよ。よかったね。」と言って

わたしの氣分を切り替えようとしてくれていることがわかったので

もう考えることはやめることにした。

 

実家に寄ってからあんなの家に戻ってコウキ君に離婚届を提出したことを

伝えた。

コウキ君は「これで人妻じゃない?」と笑って聞いてきたので

「うん。人妻じゃないよ」とわたしも笑った。

わたしは「今まで本当にごめんね。」と何度も伝えた。

 

わたしはまだ離婚してないということは順番が違うと思っていることや

(仙人とハルちゃんに言われてから自分も氣をつけようと思った)

コウキ君とのことを大切にしていきたい氣持ちをここまで何度もコウキ君に伝えていた。

自分の氣持ちに蓋をすることが当たり前になっていたわたしにとって氣持ちを相手に伝えるということは簡単ではなかった。

それでも、ずーっと想ってきたコウキ君に氣持ちを伝えないと伝わらないと思った。

仙人から氣持ちを言語化することの大切さを何度も教えられてきた。

それをやるだけだ。


わたしの離婚によって順番がクリアになったことはわたしとコウキ君にとって

とても大きい進展となった。