どうも、こんにちは



シンガーソングライターの宇多田ヒカルさんが、Xで久々に投稿した内容が大きな話題を呼んでいます。


きっかけとなったのは、クマ被害報道をめぐる週刊誌の記事。


彼女の過去発言を引用したその記事に対し、「本人の私でも騙されそうになった」と驚きを示しました…その内容をまとめてみました






何が問題だったのか 

宇多田さんの投稿によると、問題の記事は「クマ駆除問題」を報じる中で、冒頭にSNS上の無関係な過激発言(例:「クマがかわいそう」「ハンターに天罰を」など)を紹介し、その直後に宇多田さんの写真やコメントを配置するという構成をとっていました。


私も「え??十年以上前とはいえ、んなこと言うわけないよね😅
→念のため記事読む
→「あれ?こんなにはっきり書いてある、まさか言ったのか?!」
→スタッフに確認
→SNS上のランダムな人たちの過激な発言を、そうとは明記せずに私の写真の下に掲載、そのまま私の話やほんとの引用が始まる、という構成だと判明。
そんな手があるんかい😂本人の私でも騙されそうになったわ😂

つまり、記事自体に虚偽の記載はなくとも、構成によって読者の認識を誤らせる“印象操作”が行われていたというのが、宇多田さんの指摘です。



宇多田ヒカルさん、本来の立場


記事内でも触れられている通り、宇多田さんは2010年に「クマの射殺」について以下のような発言しています。


「クマを森へ返すための予算を管理してる機関があるなら寄付したい」
「射殺より捕獲して森へ返すほうがまだいい。環境問題も勉強したい」


これらは感情的な「動物愛護」ではなく、現実的で理性的な共存のあり方を模索する姿勢


また、2021年には「本物のクマは人間にとって脅威でもある生き物」と語っており、被害の深刻さにも十分理解を示しています。


つまり、宇多田さんの立場は一貫して「人と自然の共存」をテーマにしたものであり、「駆除否定論者」でも「感情的な動物擁護派」でもありません



SNSの反応 

この件を受けて、SNS上では次のような声が相次ぎました。

  • 「本人でも騙されそうになる構成って、もう報道じゃなくて演出だよね」
  • 「見出しで怒らせてクリックを取る“釣り記事”の典型」
  • 「“クマ=宇多田”という安易な連想を商業利用している」

一方で、ごく一部には「著名人が誤解されやすいテーマに触れるのは危険」という慎重論もありましたが、多くは報道の手法そのものを問題視する意見でした。



構成で嘘を作る時代

今回の件が示すのは、単なる誤報ではなく、「事実をねじ曲げずに嘘を作る」という手法の危うさです。

  1. 文脈操作による虚構的印象の生成
    実際に誰かが言った言葉を、文脈を変えて配置するだけで“別の意味”を生む。
  2. 群衆の怒りの誘導
    誤解した読者が、憤りの矛先を無関係な人物へ向けてしまう。
  3. 象徴化の悪用
    「クマ=宇多田ヒカル」という文化的イメージを、本人の承諾なく利用する。

これらはすべて、“クリックを取るための演出”という名のもとで正当化されがちですが、結果的には個人の信用を損なう風評リスクを生み出します。



まとめ


「本人の私でも騙されそうになった」


宇多田ヒカルさんのこの一文には、単なる怒りではなく、「情報を見抜くのがいかに難しいか」という現代的な警鐘が込められている気がします。

ということで、



またね〜