立派だった。
本当に。
最後の挨拶、

「雪組、音月桂。
本日を持ちまして宝塚歌劇団を卒業致します!」

そう晴れやかに声を張った時、彼女の後ろに

バッ

と桜吹雪が見えたよ。
キラキラした雪の結晶と優しい桃色の花弁が舞って見えた。
彼女の想い、青春の日々…潔く煌々しく柔らかく、全てを浄化する美しさを誇っていた。


あぁ、春が、くる。


音月桂さん、ご卒業おめでとうございます。
私の愛した最後の雪の結晶。
こんなに美しく力強く、温かく。
素晴らしい終焉と旅立ちに、万雷の拍手を。
愛と感謝を込めて、ありがとうございました。


よしながふみ女史の本は何冊か持っていてお気に入りなのですが、「大奥」は1巻が刊行された時にパラ読みした程度。
二宮君の映画も見てないし、TBSドラマでやってるのも偶然目にしただけだったのですが。
大河ドラマ「平清盛」で平重盛役の硬派な俳優さんがチャラ男の捨造をとっても上手に演じていたのが目にとまり見始めると、まぁまぁ達者な役者さんばかり。
堺雅人さんの有功は原作ファンも納得だ、とは聞いていたけれど、然もあらん。
かつ、夜行バスで東京遠征の折、休憩に入ったネカフェで原作本を繰ったところ、家光に関しては、多部ちゃんの圧勝じゃない?
あの薄暗い業を背負った眼差し。
原作の家光があまりに普通に少女で、多部ちゃんの持つ雰囲気がドラマ特有のものだと分かって、私はドラマに軍配を上げましたね。
有功も堺雅人さんのが魅力的で。
あの抑制美。品。透明感と闇の深さ。
よしながさん特有の生臭さのある純愛も大好きなのですが。
麻生さんも平山さんも…とにかく上手い!


で、このドラマって男性は視聴に耐えられるのだろうか。
主人公は所謂、「耐える女」だ。かつ「都合のいい女」だ。
(注:主人公の有功は男性。無理やり家光(♀)の側室に迎えられた元僧侶)
伝統的に女性に科されたポジションを我が身に転嫁された時、男性は耐えることが出来るのかな。
一生物と定めた仕事を取り上げられ、そんなことよりお前の価値は種馬だ、と飼い殺し。
あげくは種無しだから身を引け、とか。
女性にとっては、慣れた痛みというか。言われ慣れた論法というか。
でも、男性は…ここらへん超ナイーブじゃない?
仕事にしても性にしても。
不妊治療だって女性の何倍も嫌がるって言うのに。
主人公の痛々しさはちょっと辛い。
かつ、ムチャクチャ強いよ。
それは所謂男性的な強さではないかもしれないけれど。
正直、ありえん男性だと思うけれど、堺雅人さんは凄い説得力を持たせているなぁ…。
わぉ!!
おめでとうございますキラキラキラキラキラキラ
昨夜、ツイで知りまして、ビックリ!
思い返してみれば、布石と見れる発言がいろいろとあったのですね…。
マイホームが欲しいとか、子供の名前とか。
森末さんとのトークでの「競技で大変な時ほど傍にいて欲しい」も然り。
結婚についても興味津々で聞いていたり。
まさにこの一年がそれだったのかぁ。
彼の行動や発言は、競技にしてもプラベにしても、情報は少なくてもきっちり一本の線につながっていて、面白いな、と思います。
ブレないのね。
若いカップルに万歳!
お幸せに…ニコニコ


今朝、いの一番に
「内村結婚したんだって~キラキラ
とはしゃぐ私に
「あら、あんた先を越されちゃったわね」
と微笑んだ母。
う…汗あいすまぬ…m(_ _)mあせる