インクルーシブアート展
福祉番組「ともみとともみ」
ゲストは長久手市くらし文化部
生涯学習課(長久手市文化の家内)
事業係 主任 下谷憲己(しもやのりき)さん。
長久手市文化の家の自主事業などを担当。
現在、下谷さんが担当する
「インクルーシブアート展」が開催中。
あいちアール・ブリュット
パートナーシップ事業で
長久手市では初開催。
昨年の長久手アートフェスティバルで
福祉の家1階で展示されていた
「ありがとうの花を咲かせよう」
愛知県立港特別支援学校の河合健太郎先生が
代表を務める国際ボランティア団体
「チームアジアの風」がカンボジアプロジェクトで
実施した「ありがとうの花をさかせよう」ワークショップ。
カンボジアの生活困窮家庭の子どもたちに
無償で教育機会と給食を提供する
ここに通う子どもたちの
さまざまな「ありがとうの花」を集めた
温かい作品に感動した下谷さんと
文化の家の前館長が河合先生に相談をし、
この企画が実現した。
「まざって感じるながくてアート」と
素敵なキャッチコピーがつけられている。
文化の家 展示室に入ると、
まず飛び込んでくるのは「名画のゾーン」
インクルーシブアートとして、
名の知られた名画の世界。
たくさんの賞を受賞されている方々の
ダイナミックな作品が並ぶ。
続いて「みんなのゾーン」
長久手市内の障がい福祉事業所に通う
皆さんの作品。
素晴らしいアーティストがたくさんいることに、
気づかされる。
3つ目は「お花のゾーン」
今年4月23日に開催した
「ありがとうの花を咲かせよう@文化の家」
での作品と特設スペースなどで作られた作品の展示。
色紙サイズでなんと120枚!
見事なアートになっている。
(場内撮影禁止。※写真提供 河合健太郎氏)
みんなで同じ材料を使っての和紙染め。
でも、それぞれの染め方や折り方で、
いろいろな色や形ができ、
全部違う作品になった。
どれも、それぞれ良さがあり、
まさにオンリーワンの作品が完成。
チラシにある河合先生の言葉のように、
まさにこの社会と同じ。
いろいろな人がいるけれど、
みんなそれぞれ自分らしく、
いいところを持っている。
誰一人として同じ人はいない。
いろんな人がまざりあって
この町ができている。
こぢんまりしたスペースだが、
深く考えさせられた展示だった。
アートに垣根はない。
国境が違っても、
障害があってもなくても、
言葉が通じなくても、
分かり合える。
誰もが素晴らしい才能を持っている。
番組のラストに下谷さんが
「このアート展が、それぞれ自分のいいところを見つけ
自分を見直すきっかけになれば」と語って下さった。
まさに、「あなたはあなたのままで素晴らしい」
そんな自分の発見にもなるインクルーシブアート展。
ぜひ、お出かけ下さい。
「長久手市インクルーシブアート展」
2022年5月29日(日)まで開催
10:00~19:00
(最終日は15:00まで)
長久手市文化の家 展示室
長久手市野田農201
電話(0561)61-3411
※入場無料
主催 長久手市
協力 河合健太郎氏
社会福祉法人あいち清光会サンフレンド
チラシデザイン 石川綾乃氏
ぜひぜひ、皆さま、
お出かけ下さい。
本日の放送はこちらで聴けます。
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