ぼくは消しゴム | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

ぼくは消しゴム

今日は息子の個人懇談。


なんと初日のトップバッター。


優しい性格を褒めて頂き、嬉しかった。


「家でもやっぱり慎之助くんは怒らないんですか?」と

聞かれたが・・・そう、息子は怒らない。


時々、それが心配になるが

特別我慢しているわけではなさそうだ。


自分が怒ったら相手がどう思うかということを

考えているようだ。


気に入らないと、すぐに涙目になっていた小さい頃を思うと

成長したなあ。


教室の前に子どもたちの詩がまとめられた詩集があった。


みんな、何かに自分を例えた詩だった。


息子は・・・なんとけしゴムだった!

                                    
林ともみの ともみ と ともに・・・。



「けしゴム」


ぼくは、けしゴム。

えんぴつが書いた字をいつも消している。

消すごとに、どんどん体がへっていく。


けしゴムだから

思いを伝えれない。


でもぼくは

大事に使ってもらえるだけで

うれしい。


この人ともっといっしょにいたいけど

体もどんどんへっていく。

ぼくはどんどんへってカスになっていく。


でも、だれかがカスを集めて作ってくれる。

そして、黒いぶったいになる。


こうしてぼくは

ずっと生きている。



ちなみに黒いぶったいは

消しカスで作った消しゴムだ・・・。



なんで消しゴムに例えたのか

分からないが


「この人ともっといっしょにいたい」とか

「こうしてぼくはずっと生きている」という表現に

ジーンときた。


「もっと一緒にいたい」

「生きている」


そんな感情を日々の生活の中で

感じることができるようになったんだ。



うれしい


悲しい


楽しい


寂しい


いろんな人と接して、いろんな思いを感じることで

成長していくんだなあ・・・。


学校生活では勉強以外のことも

たくさん学んでいるようだ。


接して下さる全ての人に感謝・感謝。