続けるということ
息子は3歳からサッカーをやっている。
72か月続けたということで認定書をもらってきた。
昨年も60か月ということでもらっているのだが・・・。
実は、息子はスポーツは得意なほうではない。
走るのも速くないし
ボールをさばくのも上手なわけではない。
本人もサッカーが好きというわけではなく
サッカー選手を目指しているわけではない。
プレーを見ていても誰も息子が
サッカー歴6年とは思わないだろう。
最近、入った年下の子のほうが上手だ。
でも、息子はなぜか続けている。
昨日、練習が終わり「帰るよ」と声をかけると
息子が先生の片付けを手伝いたいと言い出した。
みんなが帰ってから先生は一人で
ゴールネットを解体し、備品を集め車に詰め込む。
「いつもお世話になっているから苦労を味わってみたい」と
息子が大人びた発言!
おじいちゃんに任せてある娘のことが気になるし
夕食の支度も途中だったし蚊にはさされるし
帰りたかったがやらせることにした。
春から担当になった先生は
イケメンの若い、いまどきの先生だが子どもにめちゃめちゃ優しい。
息子は怒鳴られるのが苦手なため
厳しい先生のときは自分が怒られているわけではないのに
「やめたい」と言い出し、長い間お休みしていたこともあった。
しかし、なぜか復活し、続けている。
今回の先生は優しいしゃべり方なので
とくに好きなようだ。
解体したゴールネットのポールをまとめてひもで結ぶのだが
先生がやっているのをを見て
「ぼく、リボン結びできないんだ・・・」と息子が言うと
「じゃあ、やってみる?」と根気よく教えてくれた。
あたりはもう暗い。
先生と二人で片付けを頑張った。
息子はやりとげた満足感でいっぱい。
「手伝ってみてどうだった?」と聞くと
「また手伝いたい。ぼくたちのために先生は大変だね」と息子は言った。
サッカーは上手とはいえないけれど
でも、息子はいろんなことを学んでいるんだと思った。
まだサッカーを続けるようだ。
やりたいと言っているうちは応援しようと思った。
