好きも嫌いもない

小学生の頃、可愛い子猫がいたので抱っこしたら、当然ながら引っかかれて逃げられたことがありました。


それ以来、猫が怖くて苦手だったんですが…



前夫を亡くした年の夏、お隣から「どぶに猫がハマってるから、助けて欲しい」とSOSがありました。


えぇ?!私も猫が苦手なので、無理です!


な~んて断れもせず、つい何とかしないとと、とりあえず見に行く私。


どぶにハマった手のひらほどの小さな子猫、すくってタオルで包み、耳だけは濡らしちゃいけないかな?と身体だけシャワーで洗い流しました。


とはいえ、その先をどうすればいいのかもわからず、近所で猫をたくさん飼ってるうちへ聞きに行きました。


その人が猫ボランティアをしてると聞いて、里親を探してくださいと預けたものの、その話を聞いた三男がごねまくりました。


「前から猫、欲しいっていってたじゃん!」


いや、知らないから。


「俺も言っとった」


長男まで参戦するも、ホント知らないって。


無理無理、お母さんは餌をあげるのをすぐ忘れてちゃうから!


動物も植物も面倒を見きれないから!


結局、それでも飼うと折れたのは、お父さんを亡くしたばかりの三男が不憫だったから。


猫を持ち帰った後の子供たちの喜びようといったら、ありませんでした。


前夫は猫が大嫌いでしたから、子供達は飼いたくても口にしなかったのでしょう。


猫に気がない私は、名前も適当でいいよ~と言ったら、漫画のタイトルからとって、女の子なのにハヤテと名付けられました。



相談した猫ボランティアのBさんにうまく乗せられて笑、同じような月齢のロンをもらいました。


ロンは丈夫でスクスク育ったのに対し、ハヤテは食べられなくなってしまい、強制的にミルクを与え、赤ん坊のように抱っこして、一命をとりとめた頃には、すっかり猫の虜になっていた私です。


その後、ハヤテの兄弟猫のナギを拾い、片目が飛び出していたので手術したり、二度も家出したり、布団におしっこしたり、この子がまた手を焼く子でしたが、やはり可愛いことには変わりありませんでした。


不思議なもので、その後も立て続けに猫を拾うことがあり、猫ボランティアさんに里親を探してもらって、自分もお手伝いするようになりました。


気がつけば猫のいない生活は考えられなくなっていました。




さて、人間関係のことで悩んでいた時、指導霊から言われましたことがあります。


「好きも嫌いもないよ」


私自身が好き・嫌い、キレイ・汚い、得意・苦手と、勝手に分別しているだけであって、相手側やその物、その現象は、ただ存在しているだけなのです。


頭ではわかっていても、一度自分が嫌いと分類してしまうと、それを好きになるのは難しい。


でも私はもともと猫が嫌いというか、怖かったんです。


それが苦手でなくなる、苦手なものが一つなくなったというのは、とても幸せなこと。


それが好きなものになれば、もっと幸せ💕



人間ですから、多少の好き嫌いがあって当然、苦手なことがあって当たり前です。


無理してまで嫌いなことを好きになるのはしなくていいと思います。


ただ、ちょっとだけがんばって、嫌い・苦手から、平気、気にならないところまで持ってこれたなら、人生はずいぶん変わってくる。


それは一つずつ苦手を克服してきた私自身の実体験として、自信を持って言えることです。


なかなか大変ではありますが、これからも努力して嫌い・苦手を減らしていきたいと思っています。


里親募集のキジトラちゃん
お見合いは写真が命です💖