ナチュラ ストーリー① | 株式会社ナチュラ〜食を通じて街を創る〜
お陰様で、10月で創業10年を迎えました。
本当に沢山の人に支えられ今があります。
心より感謝しております。
ありがとうございます。
良い機会なのでこの10年を真面目に振り返ってみたいと思います。

外食産業に入ったのが23歳。
包丁も触ったことのない僕が、いつかお店をもってみたいと言う
漠然の思いだけでこの業界に飛び込みました。

最初は、イタリアンレストランでアルバイトを始めました。
本当に毎日怒られてました。
料理ができないで怒られたならまだしも、
厨房機器の名前も分からない。
包丁の種類も分からない。
グリストラップってどの冷蔵庫と聞いたぐらいです。
僕の最初は、飲食店用語や料理名、機器の名前を
毎日電車の中で、復習する所からでした。

そんな状態にも関わらず、当時の僕はアルバイトを始めて3カ月後、
イベントで屋台を出店する仕事を始めたのです。

僕の原点は、間違いなくこの時の屋台にあります。
この時すでに、この仕事が天職だと思っていました。

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お恥ずかしい話ですが、僕は飲食店で社員をしたことがありません。
勿論、店長・料理長経験もありません。今ではそれがコンプレックスですが・・・・

平日はイタリアン料理屋でアルバイト。土日は、イベントで屋台出店。
時間があるときは、お酒を勉強したくて知り合いのBarでアルバイトをしていました。
そんな生活が4年続きました。

そして27歳の時に、チャンスがきました。
向河原から徒歩10分の中華料理の跡地に、格安で貸すので3年間だけお店をやってくれませんか?
地元の後輩からの電話でした。
今考えたら恐ろしくなるけど
お金がない、知識も経験もない。
なのに、全く根拠のない自信と熱い思いだけでやる決断しました。
お店を借りるお金はぎりぎりありましたが、内装や備品や宣伝をするお金がなく、
ある金融機関に借りに行きました。
企画書も1週間かけ作り込みました。
そして担当の方に言われた言葉は今でも忘れません。
頑張って作った企画書を見る事もなく。
会った5分後ぐらいに、
「河合さん、お金を簡単に借りられると思わないでください。」
この言葉は衝撃的でした。
僕は夢物語りだったんです。現実が見えてなかったんです。
会社を作るとは?
お金とは?
社長とは?
勿論、一銭もお借りすることはできませんでした。
けどこの担当者の方には今でも感謝してます。
だから僕の出発は、そのままの店舗でもできるお弁当屋さんからのスタートからだったんです。


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始発で集まりお弁当を作り、駅前に売りにきました。
一個¥600のお弁当を毎日100個。
このお弁当が予約で完売する事が出来たらレストランを出そう。
それが目標でした。
毎日、我武者羅に作りました。
初めは、30個しか売れなかったお弁当が、気が付けば200個。
最終的には、テレビ局に配達にも行きました。

そして八カ月後、念願の「イタリア家庭料理 ナチュラ」OPEN!!


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OPEN当日は、朝から大雨!!
開店15分。
お客様は誰も来ない。
看板は付いてるのか?
なにか問題でもあるのか?
何度も外を見に行きました。
本当に長い15分でした。
そして、
「いらっしゃいませ」
初めてのお客様は、男女2組のお客様でした。
その言葉を言った瞬間から僕の記憶は全くありません。
気が付いた時には雨も止んでいて、外には沢山のお客様が並んでいました。
僕は一生この男女2人組のお客様を忘れる事はありません。
こうしてナチュラはスタートをきりました。
                         つづく