不安を抱きつつも高校を卒業して

ついに農大に入学することになった!

ボクシング部は学校内にある合宿所で全員、寮生活をしなければならない!

30人ほどの男だけの共同生活・・・・

いまの寮は新しく立て直しうらやましいくらい綺麗な合宿所なのだが

自分達が入学した時は

貧乏スパイの秘密基地みたいなところだった!

壁には先輩達が酔っ払って殴ったと思われる無数の穴や、らくがき

夜はバタバタとネズミが走り周り、うるさいことこの上ない!
寝てる時にネズミに足を噛まれる人もいた・・・

クーラーなんぞしゃれたものはなく、
減量中は唯一寮に一台だけクーラーがある
ミーティングルームに団子虫の様にむさい連中が集まり、暑さを倍増させていた!

部屋は一部屋六畳くらいの所に
二段ベッドが2つあり
そこで各学年一人ずつの4人で生活した!

いままで親と何不自由なく生活してた自分にとっては衝撃だった!

初日にこの秘密基地に連行された時は

夜中一人で涙したのを覚えている!

一年生のはじめはいつも脱走したいと思ったもんだ!



プライバシーもあったもんじゃない



ベッドもカーテンで仕切ってるだけなので音は丸聞こえ

夜中にテレビデオのビデオを巻き戻す

ウィーンー・・・・



部屋中から疑惑の目で見られる



夜中にティッシュをとる


シュッ シュッ
・・・・




部屋中から疑惑の目で見られる



中には上級テクニックを使い

わざとらしい咳をしたり 寝返りをうつふりをして

何かにいそしもうとする輩もいた


だが中には勇者もいる!
自分の同級生だがそいつが上級生になってから

いつも下級生からクレームがくる!

○子先輩と同じベッドだといつも夜に地震がおきると・・・・・




おっとと 話しが大きく脱線してしまったが


一年生は当然ながら掃除やお使い、電話当番なと雑用をしなければいけない

挨拶は押忍



朝6時半に一年生が
起床~~~~

と起こしにくる


先輩が寝坊したら起床が小さいと理不尽に怒られる

起きてからはみんなで六キロを競争で
走る!

高校時代はあんまり走ってこなかったのでかなり遅かったしきつかった!

でもこの朝練のおかげでだいぶ強くなったと思う!

いまは長距離走もだいぶ早くなった!

とにもかくにも
このような状況で
四年間 ボクシングに青春をかけることになった!



いろいろ書いたが 本当に寮での生活は最高だった!

30人くらいの人間が同じ家で寝食を共にし、
同じ夢に向かって頑張る!

二度とはできない経験をさせてもらった!

あの貧乏秘密基地も最高だった(^-^)/


プロは自分一人の戦いだから孤独だ!