うさぎちゃんの食事について | 木原ペットクリニック院長の漢方・鍼灸・自然療法〜犬と猫の手作り食アドバイス〜

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犬、猫、うさぎ、鳥、その他の小さい動物たちに、漢方・鍼灸治療、メディカルアロマ、バッチフラワーレメディなどの自然療法を行なっています。犬と猫には、最新の栄養学に基づいた手作り食を推奨しています。

こんにちは。木原です。

今年もよろしくお願いいたします。

 

今日はうさぎちゃんの食事について、

診察時に申し上げていることを、ブログでもご紹介します。

 

うさぎの命に関わる病気の原因は、ほとんど食事です。

 

お腹を壊して病院に初めて来られるうさぎちゃんは、ほぼすべての子で、

ベレットを主食としていたり、ウサギ用として売られているマンゴーやパイナップルのドライフルーツ、

バナナ、麦などが与えられています。

 

うさぎはお腹の中に巨大な発酵装置を持っていて、その中でよい菌を育て、

その菌たちに硬い牧草の繊維を分解してもらって栄養素を作り出し、

それを吸収して生きています。そのようなやり方で生きていくように、

体のしくみが進化してきました。草食動物のやり方です。

 

よい菌たちは、硬い繊維が大好物で、それにより健康に仕事をしてくれます。

 

そこにタンパク質や糖(炭水化物)が入ると、とたんによい菌は死んでしまい、

悪い菌が増えだします。

それが慢性的に起きていれば、うさぎは健康ではいられません。

ある日突然ガスが大量に発生すれば、突然体調を崩し、数日の間に亡くなります。

 

うさぎは、草だけで生きていけます。

野菜もフルーツもペレットも必要なく、むしろこれらは害になります。

 

よい食事は、チモシー牧草9:ペレット1、とお伝えしています。

ペレットも本当はいらないし、パッケージの裏を見れば、添加物も入っていることがわかります。

飼い主さんの心情を考慮し、また体重の急激な減少を警戒して、このような割合でおすすめしています。

 

それから、四角くブロック状に固めてある牧草(もどき)も、与えないようお伝えしています。

小麦粉でガチっと固めてありますよね。ちらばらなくていいのかもしれませんが、

まず小麦粉がよくありません。

また、うさぎの歯は、牧草の硬い繊維を噛み切って細かくするはさみのような構造をしています。

ブロック状に小麦粉で固めたものを齧るには適していません。

はさみでコンクリートブロックを削ろうとするようなものです。

コンクリートは言い過ぎかもしれませんが、いずれにしても、はさみで硬いブロック状のものを削れば、

刃がボロボロになり、切れが悪くなります。

 

歯の根元にも負担がかかり、不正咬合の原因になります。

 

うさぎの食事はチモシー:ペレットを9:1の割合で、

チモシー牧草は食べ放題、ペレットはおやつ代わり。

その他に食べさせていただいていいと思うのは、白菜などの、甘くなくて水分の多い野菜です。

 

フルーツや麦・コーンなどの穀物、硬いペレットやブロック状の牧草は、

食べさせない方がいいです。

 

ちなみに、自然豊かな場所にお住まいの方は、生の草をつんできて食べさせていただくのが、

一番いいと思います。

 

食事がよくて健康なうさぎの便は、こんな大きさと色をしています。

薄い色で草が見えます。直径1㎝近くあります。

 

「うさぎの食事について」  終わり。

木原ペットクリニック 木原