女性言葉の是非 | 司法の山を見まわして

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司法書士の宮前知光と申します。
世界遺産「富岡製糸場」の近所で開業しております。
業務と関係したりしなかったりの、日々の雑感を綴ります。

「あら、そうかしら」

「なに言ってるのよ」

「わたしがやるわ」女の子

 

皆さんは、上記のような言葉を使う一般女性を、現実世界で目にしたことがあるでしょうか。

私の周りでは、かろうじて首都圏在住の伯母(85歳)がこれに近い言語を操りますが、まあ、一度も目にしたことがないと総括して差し支えないかと思います。

特にグンマではウシシ

 

しかしテレビドラマや小説の世界では、いまだにこうした女性言葉が跋扈していますね。

小説はまだわかるんですよ。

たとえば男女の会話が続く場面などで、どちらの発言なのか読者にわかりやすく示したい、という事情もあるでしょうし(それでも個人的には受け入れがたいけど)えー?

 

そこへいくと、テレビドラマはなんなんですかね。

現実とかけ離れた女性言葉のオンパレードで、女優さん方は違和感を覚えないんですかねうーん

 

なーんて私のごときはおそらく少数派なのでしょうけども、しかし変わるときは一瞬だろうとも思いますね。

ある日「今なお女性に女性言葉を押しつけるテレビ業界」「女優A激白! 私は人気脚本家Bに言葉づかいの変更を提案して干されました」「識者は懸念を表明」みたいな記事が出て話題になれば、もう間を置かず自粛・修正の嵐、そして女性言葉満載の過去の作品群はお蔵入りとなり、地上波では再放送ができない流れとなるのですぼけー

 

そう考えると、不自然な女性言葉も一つの文化としてアリなのかな、とも思えてきたりして。

いや、でもやっぱダメですよ、時代を映すエンタメであろうとするならば、もうちょいリアルを追求しましょうよカチンコ