身軽になって息子と再開 | 1歳児、劇症肝炎〜肝移植

1歳児、劇症肝炎〜肝移植

劇症肝炎を発症し、生体肝移植を受けた母子の記録。
すっかり元気になるまでの経緯を綴っております。

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オシッコと背中から入る麻酔の管がそれぞれ外れ、身軽になった。
身軽になったといっても、肋骨が痛くて正直動きたくなかった。
肋骨が痛いので最後の最後で、麻酔あとちょっと使いたい・・と思いながら管たちとバイバイした。

肋骨が痛いのは、術中に肋骨を器具で持ち上げるからこと。
お腹の傷跡を縦直線の10cm程度と最小限にしているので
術後は一定期間痛いかもしれないけど、ドナーにとっては傷跡が小さいほうがメリットが大きい。

(周りの肝臓ドナー友達(!?)の中で肋骨がしばらく痛かったのは私だけだった。)

術後はじめて自分でトイレに行ったときも大人げないがお腹が痛くて泣き叫んだ。
早い人では術後の翌日から歩けるらしいが、私はそんなの考えられる体調ではなかった。
※ドナーの術後の体調は個人差が大きいので、ドナーはみんなこうだと思わないでください。
 私は普段運動もしていなかったので筋肉や体力が少なかったからだと思います。

移植手術後、5日後に私ははじめてICUにいる息子のもとへ向かった。
なんとか車椅子に乗り、私が入院する病棟の看護師さんに押してもらいながら。

再会。

息子に管はいろいろ付いているが、生きていることを確認した瞬間に感動して涙がでてきた。
でも泣くと自分のお腹が痛くて苦しい。
私は早々に具合が悪くなってきたので短い間だけど息子に会えたことに満足し、病棟に戻った。

この日、夕方に車椅子に乗りながら洗髪してもらおうとしたが
お腹が痛すぎて断念した。
髪の毛はギトギトである・・・。


つづく・・・