藤田嗣治展 | けろみんのブログ

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2018年10月8日迄東京都美術館にて開催されています。



「国立近代美術館常設展」と「ポーラ美術館常設展」に、「東郷青児記念損保ジャパン日本興亜損保美術館で開催されたランス美術館展」と「東京藝術大学大学美術館所蔵品」で見る機会のあった作品でしたが、それでもまだ初めて見る作品がかなりあり、見応えのある展覧会でした。

2015年の東京藝術大学大学美術館の展覧会は大原美術館所蔵の「舞踏会の前」修復完成記念展で、同時に遺族から寄贈された藤田嗣治の大量の資料も公開されました。

藤田嗣治独特の、乳白色の絵肌に日本画の線をさらに細くした輪郭線。
藝大の展覧会のときにその線に途切れがなく、滑らかにつながっていることに驚嘆しました。



今回の展覧会は、藤田が得意とした裸婦群像の他に横たわる裸婦など一堂に集められて素晴らしいです。
  
東京国立近代美術館所蔵 「5人の裸婦」
左から触覚、聴覚、視覚、味覚、嗅覚を表してるとされてます。




今回の展覧会の展示は制作年代順でとてもわかりやすいものでした。

特に戦争中自ら志願して描いたという戦争「作戦記録画」のコーナーはそれまでは華やかで繊細な美の世界にいた私を地獄に連れていかれたような強い衝撃を覚えました。「アッツ島玉砕」「サイパン島同胞臣節を全うす」は東京国立近代美術館でよくみているのですが、藤田嗣治作品だけの中に置かれると異質です。

「サイパン島同胞臣節を全うす」の真ん中の少女の持つ人形だけが鮮やかな色で、少女に目が引き込まれて余計に悲しいです。
「サイパン島同胞臣節を全うす」部分
(写真は東京国立近代美術館で撮ったものです)
戦争を鼓舞するものではなく、かといって悲惨さをことさら強調するではなく「悲しみ」に包み込まれたような作品です。



初期の黒田清輝、パリに渡ってからはキュビズム、モディリアニ、アンソールと影響を受けた画風がよくわかりました。
本人も言っているように彼の移り住むところでことごとく戦争が起こるという怒涛の人生。
画業を志してフランス留学すると、第一次世界大戦が勃発。
16年ぶりに帰国すると、日中戦争が勃発。
南米などあちこち旅しパリに戻ると今度は第二次世界大戦。

日本に帰らざるを得ず帰国すると太平洋戦争。
居場所も、妻もどんどん変わる人生…

「桃屋のらっきょう」の瓶を絵筆入れに使っていたり、浪曲や美空ひばりのコレクションが遺品にあり「世界に日本人として生きたい」と、藤田ですが晩年はカトリックに改宗し宗教画も手掛けています。

この展覧会では藤田の愛した「手仕事」によるモティーフについても説明があり

特にフランスの「ジェイ布」(フランス更紗)

細かな模様が、作品に合わせた柄になっており、色も美しくてうっとりです。

物販に本物のジェイ布があったらいいな〜とおもいましたがありませんでした。

藤田嗣治は2003年に自身の作ったランスにある礼拝堂に改葬され、今は2009年に亡くなった君代夫人とともに眠っています。



じゃーん!!

旦那さんのナマニクさんは、現在上記「Filthy2」鋭意制作中です。

9月22日に大阪のロフトプラスワンwestでお披露目予定です。こんな怖いのばかり見ていて、本人も怖いかというとそんなことはなく

いつも机に置き手紙をしてくれます。
後からきたメッセージで「もめんさん可愛いでしょ?カニさんもいるよ!」といってます。可愛いです💕




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