平塚美術館 「リアルのゆくえ」「浮世絵神奈川名所めぐり」 | けろみんのブログ

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平塚市美術館に行きました。

2つの展覧会の会期中で「リアル写実のゆくえ」「斎藤文夫コレクション 浮世絵神奈川名所めぐり」です。


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失礼しました。


平塚は思いの外ウチから近く50分ほどで着きました。七夕と競輪のイメージ🎋でしたが最近は薔薇の🌹🌹街になっていてあちこちに薔薇が咲いています。平塚駅北口4番乗り場からバスで少しいき、ペコちゃんの不二家工場前 美術館前というバス停🚏で降ります。

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タクシーにしようか迷ったけど、バス沢山🚌出ているので正解でした。

平塚市美術館はとても広くて、展覧会両方展示数が多くゆったりと時間を取らないと大変です。

先ず「リアルのゆくえ」

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http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162005_00001.html


1 写実の導入(明治黎期)


高橋由一の「鮭」


日本洋画の先駆者で、美術の教科書にもでてくる鮭は、多くの画家に影響を与えたとのこと。2003年のオマージュ作品とは口、尾ひれなどが随分違います。由一の鮭はアラマキジャケの生臭くしょっぱい海の香りが漂ってる気分になる程リアル。


この展覧会では1つ1つの絵にキャプションと、本人の言葉が書いてあります。例えば高橋由一の言葉として「油絵には絵もまた写すだけにとどまらず精神性に富み筆力があまりあって描かれてるもの以外の………(略)絵の方が超越して美しい(略)」といったことが添えてありました。写実画はただ写真のように本物そっくりに描くだけではダメで、そこに本物を超えた美しさや、作者の心が伝わるような筆力がないといけないと。


日本人洋画家は、スタートから相当ハードル上げてきてます。


加地為也「静物」では海の幸がカゴに盛られ、西洋じゃ果物だけど日本の海の幸ドンと盛ったぞ!という気概を感じます。



2 写実の導入


36 戦の話


数人の男女が集まる部屋、ななめ右から入る光に照らされる構図はカラヴァッジォのような劇的な効果があります。叔父の堀和平も前章で「ランプを持つ女性像」と同じ雰囲気を持っています。

この時代に西洋の写実絵に触れた者たちの衝撃は私が「ターミネーター2」のCGに衝撃を受けたような感じじゃないかと思います。


3 写実の展開 大正 劉生と草土社、その地方への伝播


岸田劉生の「壺」


この時代のキーパーソンは岸田劉生。先日そごう美術館での展覧会で「壺の上に林檎が載って在る」をみたばかり。こちらの壺にはリンゴは載ってないし、欠けてない完全な形をしています。ピカピカでも、キラキラでもない、ツヤツヤな陶器の感触が描かれています。こういうのを感じたくて絵を見に行くんだよね。ここ平塚は、岸田劉生が身体を壊し療養していた鵠沼海岸の先の先。昔なら、海岸線が見えていたかも知れません。ちょっと「湘南にお帰りなさい」といいたくなります。


4 昭和 戦前・戦後


作品が広島の原爆で大部分消失、自身も戦地で病死し飯盒だけが戻ってきたという、靉光。


67 静物 「魚の頭」はボスやブリューゲルのようなシュールさをもち、親しみのわく作品でした。横須賀美術館と国立近代美術館で2作品見ただけなので、今後もっと見たい作家です。


第5章 現代の写実


写真やCGグラフィックが進化した今でもキャンパスに油彩やアクリルなどでリアルを追求する画家たち。

どことなくユーモラスな


89 上田薫「なま玉子C」が一番気に入りました。


全国のたくさんの美術館や、個人法人からテーマに沿った作品を借り出して、1つの展覧会にまとめた今回の展覧会は足利、碧南、姫路と巡回します。日本にいるからこそ見られるとても良い展覧会でした。


次に斎藤文夫コレクション

 「浮世絵・神奈川名所めぐり」を見ました。


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斎藤文夫さんは川崎出身の県議会議員を務めた方で、京急川崎駅から2分ほど旧東海道沿いにある「砂子の里資料館」を個人で経営なさってました。高齢のため昨年9月に閉館となったそうです。私の父代々のお墓はこの資料館のすぐ近くなので、お墓参りの時に寄らせていただいたことがあります。「ほぉーこれが保土ヶ谷か!」「これが戸塚なのか!」くらいしか、感想がなかったですが、親切に説明してくださったことは覚えております。

総額7億円相当のコレクション、今後委託先を探しているとか。この展覧会で良い解決策がみつかることを祈ります。

私がいった日は展示替え直後でした。前摺り、後摺りで絵がガラリと変わるものがありました。到着したところだったのが出発するところにかわったり

当時の江戸っ子のバカンスの地。人々は史跡や風景をみてその名の由来を話したりしながらのんびりたのしんだようです。

のんびりといっても、江ノ島で34日、江ノ島と大山参りをセットにすると56日くらいだそうで、特に保土ヶ谷あたりの坂を思うとよく歩いたなぁ!と思います。

因みに川崎宿の名物料理は「奈良飯」(川崎なのに奈良飯。まるで名古屋の台湾ラーメンアメリカンみたい)

今でも砂子通りの会館で食べられます。

そして傑作「葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

世界の画家に影響を与えたこの絵を、次の日みた今年のアカデミー賞作品賞受賞作品「ムーンライト」でみたときはびっくりしました。 時と場所を超えて愛されている名画、神奈川でした。


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