私のブログでも何回か触れていますが、

日本にいる頃は企業の国際部門で、人事部門も担当していて、

各国にある各社の休日予定の取りまとめをした事があります。

 

その際、感じたのが日本は祝日が多いという事です。

その中でもアメリカは祝日が少ない方の国でしたので、

今回はアメリカの祝日と、日米の違いについて書こうと思います。

 

  アメリカの祝日は日本より少ない

アメリカは仕事と休日のオンオフがはっきりしており、

日本よりもプライベートな時間が多いと思う人もいるかもしれません。

しかしアメリカの祝日は、日本の祝日よりも少ないのが現状です。

 

日本の祝日:16日

ピンクにしてあるのは、土日と合わせると連休になる祝日です。
  • 1月1日(月)元日
  • 1月8日(月)成人の日
  • 2月11日(日)建国記念の日
  • 2月12日(月)振替休日(祝日法第3条第2項による休日)
  • 2月23日(金)天皇誕生日
  • 3月20日(水)春分の日
  • 4月29日(月)昭和の日
  • 5月3日(金)憲法記念日
  • 5月4日(土)みどりの日
  • 5月5日(日)こどもの日
  • 5月6日(月)振替休日(祝日法第3条第2項による休日)
  • 7月15日(月)海の日
  • 8月11日(日)山の日
  • 8月12日(月)振替休日(祝日法第3条第2項による休日)
  • 9月16日(月)敬老の日
  • 9月22日(日)秋分の日
  • 9月23日(月)振替休日(祝日法第3条第2項による休日)
  • 10月14日(月)スポーツの日
  • 11月3日(日)文化の日
  • 11月4日(月)振替休日(祝日法第3条第2項による休日)
  • 11月23日(土)勤労感謝の日

以下、連休がある月をまとめてみると3月・6月・12月以外は連休があります。

12月も、国の祝日はないですが、29日もしくは30日から会社は休みに入るので、

2024年に関しては、連休が無い月は3月と6月だけになります。

  • 3連休:1月/2月/4月/7月/8月/9月/10月/11月
  • 4連休:5月

 

アメリカの祝日:11日

 

日本とは異なり、アメリカの祝日には2種類あります。

  • Federal Holidays
  • State Holidays

Federal Holidaysは、連邦政府が定める米国共通の祝日で、

State Holidaysは、各州政府が州法などで独自に定める祝日です。

 

上記で説明した11日間のアメリカの祝日とはFederal Holidaysを指します。

そしてFederal Holidaysであっても、すべての州が休日に設定しているとは

限らないので注意が必要です。

 

以下は私が住んでいるカリフォルニア州のState Holidaysです。

ピンクでハイライトしている部分がカリフォルニア州独自の祝日です。

  • Monday, January 1 New Year’s Day
  • Monday, January 15​ Martin Luther King Jr. Day
  • Monday, February 19​ Presidents’ Day
  • Monday, April 1 Cesar Chavez Day (Observed)**
  • Monday, May 27 Memorial Day
  • Thursday, July 4 Independence Day
  • Monday, September 2 Labor Day
  • Monday, November 11 Veterans Day
  • Thursday, November 28 Thanksgiving Day
  • Friday, November 29 Day after Thanksgiving
  • Wednesday, December 25 Christmas Day

Federal Holidaysで祝日となっていた6/1910/14が、

上記のState Holidaysに含まれていないので、

この2日はカリフォルニア州では祝日にはなりません。

 

  民間企業はカレンダー通りに休まない

連邦政府の定めるFederal Holidaysは、政府機関や銀行は休業しますが、

一般企業や学校は個々の判断に委ねられているので、

祝日でも休まず営業しているケースが多くあります。

 

アメリカで重要なイベントであるクリスマス休暇を例に挙げると、

我が家の近所のスーパーでは、昨年の12月24日は通常営業で、

祝日にあたる12月25日は営業時間の短縮でした。

 

このように公的機関以外は祝日であっても休むとは限りません。

 

以下の図は、祝日を休みとした企業のパーセンテージです。

ThanksginvingとChristmasは90%以上の企業が休業日としていますが、

それでも100%ではありません。

 

 

更には、民間企業の祝日設定は流動的です。アメリカには、Ferderal HolidaysとState Holidaysがあると書きましたが、

昨年、夫の会社は以下の祝日は営業日としました。

  • Monday, January 15​ Martin Luther King Jr. Day
  • Monday, February 19​ Presidents’ Day
  • Monday, April 1 Cesar Chavez Day (Observed)**
  • Monday, November 11 Veterans Day

その代わりに、Thursday, July 4 Independence Dayの翌日と、

Wednesday, December 25 Christmas Dayの前日がCompany Holidaysでした。

 

  4年に1度のアメリカの祝日

アメリカの祝日は、上記にお伝えした日に加えて、もう1日、例外の祝日があります。

それは4年に一度、大統領の就任式が行われる日である1月20日で、

Inauguration Dayです。

 

次回のInauguration Dayは2025年1月20日なので、2025年は祝日が1日増えます。

もし1月20日が日曜日だった場合は、1月21日が振替で祝日になります。

 

  まとめ

アメリカの祝日は、イベントの様に盛り上がる日が多いです。

 

July 4thの夜には、盛大に花火が上がります。

祝日の前には各店でセールが始まり、特に11月と12月の値下げ率はすごいので、

特に楽しみな時期です。

 

そして、祝日が少ないからこそ、旅行のピークシーズンでもあるのですが、

アメリカの方達は、わりと好きなタイミングで休暇を取る方が多いので、

うまく休みの時期をズラしてお休みし、お得に旅行を楽しむ人が多い印象です。