皆様、こんにちは。
ご機嫌いかがでしょうか?

今回は藤原次郎先生の作品を
テーマにブログを進めていきますね♬

動(祭り)静(仏像)平和(日・仏友好)
神(鳥居・教会)美(四季)
命(石を包む木)地球(水平線・山)
を巧みに織り交ぜた素晴らしい
展示でした。


まず入場されたお客様の目を
捕えるエントランスには
城崎で秋に行われる「だんじり祭り」
の写真。

これは活力、強力なエナジーを
感じさせる作品でインパクトが
強かったのでは。

そして日・仏の写真
但馬の田平線、
マレポワトゥバンの麦平線。

一見よく似ていますが、米と麦
山(丘)が見える背景とない背景

文化の共通点、違いを感じる作品。

奥はモノトーン(白黒)の滝の写真
ドーと落ちゆく水の音が
聞こえてきそうな強さ、激しさを
感じると同時に自然の清らかさを
感じる作品です。

ここで大きな花をいけると、
きつい重い感じになりますので、
ミニマリズムのお花をいけました。




次に大きく目に入ってきますのが、
こちらの作品です。




こちらは鳥居とマレポワトゥバンの
クーロン市にある教会の写真

二つとも神聖さを感じる作品です。

光と影が信仰の深さを表現されている
ような気がします。

鳥居は海と川の境にあると
仰っていられました。




こちらは城崎にある
温泉寺の仏像の写真

中央 温泉寺の本尊 
千三百年の歴史を持つ
十一面観音様

観音様を守る様に
「あ・うん」の四天王

広目天と増長天

大変迫力がある3点です。

寺院の中は薄暗くフラッシュを
たかないと写真は撮れませんが、

先生はフラッシュをたかず、
扉を開け光を差し込み
こちらの作品を映されたそうです。




その横に木をテーマにした作品の数々

木の根が石を包む
太い幹
優しく包むような緑の葉
十一面観音様の美しい手


木にも命が宿っており、
私達よりも長く長く生き
全てを見守っているような
そんな宇宙を感じます。




日本の美しい四季を彩る
春と秋

次郎先生は陰影、そして広重の
浮世絵の様な遠近法を大切に
絵を描くように写真や映像を
撮られていると仰ってられました。

視線が上に繋がっていく
楓やモミジの葉

視線が奥に繋がっていく
桜並木

この繊細な色彩は日本独特の美です。






そして次郎先生のたっぷりのユーモアを
感じるフランスと日本の比較写真

バス、建築、風景、宗教・・・



こちらの写真、
何で繋がっているでしょうか?

答えは水平線です。
川の写真も入っていますが、
海は繋がっているのです。

地球は一つ、人類愛のそんな
メッセージが伝わってきます。




「城崎スケッチ」を上映し、
映像でも楽しんで頂くことができました。


展示作品全てを載せていませんが、
雰囲気が伝われば良いなと
思います

四日間の展覧会には
沢山のお客様がお越しくださいました。

ありがとう御座いました。

藤原次郎先生のホームページは
こちら
http://jiro-fujiwara.com

いつもありがとうございます

次回は7月2日3日に開催された
ジャパニオールについて
ぼちぼちと書いていきたいと思います。