突然の、飛行機恐怖症!? | Hello from NJ

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「クリスが、うちに泊まるって。」

夫から電話をもらい、あの時は本当に驚きました。夫の大学時代の友人が、カリフォルニアからニューヨークへ遊びに来ていたのですが、帰りの飛行機に乗った途端、突然の恐怖心に襲われてパニックとなり、慌てて飛行機を降りたのだとか。行きの飛行機ではなんともなかったのに。どうして突然そうなったのかは未だ不明ですが、安心したくて逃げ帰った場所が我が家だったというのがかわいらしい。。。毛布にくるまり、落ち着くまでしばらく我が家にステイした後、彼は陸路で1週間ほどかけて自宅に帰っていきました。10年ほど前の出来事です。

 

そんなエピソードを今年の夏、飛行機の上で思い出すこととなります。一時帰国のための日本行きの飛行機に乗って、座った途端のことでした。あれ?なぜだか突然、苦しさが私の胸に現れて、むくむくと大きくなっていきます。怖いというアイデアが頭に浮かび、それも大きくなろうとしています。息がうまくできないような心地がしてきました。冷や汗も出てきました。「あ、これ、クリスが体験したやつだ。これは、このままいくとパニックになるぞ。」と思い、その苦しさに意識をとられないようにして、子どもたちに視線を移し、子どもたちに集中。かわいいなぁという気持ちで少しホッとしました。そして彼らに話しかけ、要望を聞き、なだめているうちに、だんだんと恐怖心が私の元を去っていくのを感じました。それから、すぐさま口の中にお気に入りの飴をほおりこみ、お気に入りのハンドクリームで手をマッサージ。味や香り、感触を変えることでも、神経を落ち着かせることができ、一瞬焦りましたが、無事にそのフライトを過ごすことができました。

 

なぜそうなったのか、思い当たることはないのだけれど、きっとその時に偶然重なった条件があったのでしょう。以来、飛行機に乗る前に以下の対策をするようになり、それが私にはとても良く効くので、同じような方がいたらぜひお試しいただきたいと思います。

 

1.席に着いたと同時に眠れるくらい、寝不足または、がっつり運動して、疲れた状態で飛行機に乗る。飛行機に乗った時、「やっと寝れるー!」とうれしく安心した気持ちになって、パニックを防ぐことができます。

 

2.レスキューレメディ(バッチフラワーレメディ)を飛行機に乗る前から舐めておく。恐怖心やストレスに効くとされています。私はこれに加え、手首の内側に貼るリラックスパッチ、またアロマのロールオン、お気に入りの香りのハンドクリームを手荷物に入れていきました。「これがあるから」と思うだけでも不安にならずに済みました。

 

3.シャンパンやプロセッコなど、シュワシュワしたお酒をいただく。これは完全に個人的な体質によるものだと思うので、合わない人もいると思うのですが、アルコールでもノンアルコールでも、不思議と炭酸飲料を飛行機で飲むと、ふわーっと体が緩む心地がします。仕事の後のビールのプハー!に似て、「これを飲むとリラックスする」と、半ば信じながら飲んでいるせいかもしれません。

 

4.続きが気になって仕方がないドラマや映画をダウンロードしておいたり、好きな作家の本を用意して、もう怖がっている暇もないほどの飛行機時間の楽しみを作る。

 

5.締め付け感のない、肌に心地よい生地の服装で飛行機に乗る。

 

いやぁ、突然のパニック、びっくりしますよね。苦しいですし。でも、無責任にこう言います。大丈夫。大丈夫って魔法の言葉で、そう信じられなくても、言っているだけで本当にそうなることが多いのです。



パリでいただいたシャンパン。クープグラスにほおづきの飾りが、かわいかったなぁ。