ドイツからの帰国後に再開させた自宅でのピアノ教室。

実は、海外に行く前に行っていたレッスンとは大幅にスタイルを変更しています。

 

具体的には、これまで40分だったレッスン時間を60分に拡大し、毎回レッスンの最初に必ず「今月の1曲」と称してクラシックの名曲(短めで難し過ぎない曲をチョイス)を私が生演奏して生徒に聴いてもらう時間を設け、1ヶ月の間にその曲が作られた背景や作曲家についてや作曲家が生まれた国について、参考資料や動画などを用いて深掘りしていくようにしています。

 

また、折に触れて海外の文化や生活習慣などについて紹介する機会も設けています。

 

これらの企画は思った以上に好評のようで、未就学児を含む生徒たちの喰い付きもかなり良く、ちゃんと興味を持ってくれて素朴な疑問などをどんどん投げ掛けてくれる子が多く、一方通行の講義形式ではなく、生徒と講師で対話を重ねながらのレッスンが成立していて、こっちが驚いてしまうぐらいの勢いです。(笑)

 

レッスンから家に帰った後に内容を家族にフィードバックしてくれている生徒達も多く、家での様子を喜びと共にご報告下さる保護者の方も度々いらっしゃいます。

 

保護者の方にも、レッスン翌日にレッスン内容(時にはレッスン中の様子の写真や動画を添えて)やレッスン内で観た動画のリンクなどをLINEやメールでシェアするようにしているので、それを毎回楽しみにして下さっている保護者の方も多いようです。

 

 

 

そんなわけで4月である今月は”イースター特集”ということで、イースターの起源についてわかりやすい解説動画なども利用しながら紹介したり、レッスン室内にあらかじめ隠しておいた「イースターエッグ」を探す”エッグハント”を体験してもらったりしました。

 

すでに残り僅かとなってしまった写真しか撮れませんでしたが。。。あせる

エッグの中にはお菓子が入っています。

 

アメリカ駐在時に「未来の生徒たちのために…」と買い溜めしておいたエッグケースが、ついに役立ちました…!(笑)

(でも、今となってはダイソーとかで普通に手に入るようになってますね)

 

 

ちなみに、うちの教室では季節の行事等でちょっとしたお菓子を生徒にプレゼントすることが度々あるので、ご入会頂く際に保護者の方に生徒さんの食物アレルギーの有無や苦手なお菓子を確認するようにしています。

(加えて、好きなキャラクターも確認しておき、可能な限りレッスングッズや教材に反映させるようにしています)

 

 

 

それから4月はもう一つの企画として、小学校に入学する生徒限定で「Schultüte(シュールテューテ)」の制作&中にお菓子を詰めてプレゼント!というのもやりました。

 

「Schultüte(シュールテューテ)」とは新1年生が持つ円錐形の包みで、19世紀初め頃から始まったとされるドイツやオーストリアでの伝統的な風習で、新生活が始まる子供の不安を和らげるために、入学式の日にお菓子や文具を詰めたシュールテューテを親が子供に贈るというものです。


ドイツでは夏休みが始まる前あたりから(欧米の学校の新学期は夏休み明けから)、文房具屋さんやおもちゃ屋さんなどで大小様々なサイズのシュールテューテが売り始められますが、手作り派の方もいるようです。

 

こちらの記事の解説がわかりやすいです。

 

ドイツの日本人学校での入学式でも、各家庭で用意したシュールテューテを子供達に持たせて記念写真を撮ったのが、本当に良い思い出ですおねがい

 

 

 

完成したミニサイズのシュールテューテ。

楽しそうにデコレーションしてくれていました音譜

 

 

ドイツからの帰国前に「未来の生徒たちのために…」と、ミニサイズのシュールテューテをとりあえず10個購入しておいたのですが、早速活用することが出来て嬉しいですアップ

 

ちなみに、今年は3名の新1年生がいました。

 

 

4月は新1年生に限らず、クラスや先生が替わったことで環境が変化し何かと疲れが溜まりやすい時期だと思うので、お楽しみ要素多めのレッスンを提供できれば…と考えています。