帰国後の娘の習い事、ダンスと共にやっているのは「ピアノ」です。

と言っても、娘がよその教室に通うのは面倒だから嫌!とのことだったので(^ ^;;教えているのは私。

 

当初は、暇であることが多い日曜の午前を娘のレッスン時間に充てようかと計画していたのですが、なんだかんだで予定通りいかないことが多くなってしまったので、思案した結果、ガラッと方針変更して、5月のGW明けぐらいからは寝る直前のタイミングに毎日レッスンしています。

今のところ1日も休まず続けています。

 

ピアノを習っている子が家庭で練習する時間帯は、人によって様々だと思いますが、うちの娘の場合はドイツにいた頃から練習のタイミングは寝る直前で定着していました。

 

娘の場合、やる事を何もかも終えた寝る前のタイミングがいちばん気持ち的にもリラックスして素直にピアノに向かおうという気持ちになりやすい様子だったので、気づけばこのタイミングでの練習というのが習慣化していました。

 

ただ、習慣化はしていましたが練習時間は本当に短く、数分で終了することがほとんど。

たまに好きな曲の耳コピとかを始めてスイッチが入ると15~20分ぐらい弾いている時もあるにはありましたが、そうなる頻度はかなり少なめ、といった感じ。

 

ですが、何よりまずはピアノに触れることが、食事や歯磨きを毎日するのと同じぐらいの感覚で日常に組み込まれていることが大事だと思うので、今は短時間なら文句を言わずピアノに向かえるようになっていることに私としては大満足しています。

 

 

で、ドイツにいた頃は先生からの課題も一応出ていたので、基本あまり口出しせずに娘のやりたいように練習させていたのですが、現在は毎日何をやっているのかというと、基本的にはひたすら「初見弾き」させています。

ドイツの頃の「自宅練習」が「レッスン」に置き換わった感じなので、今はガッツリ私が関わっています。

 

本当は普通の生徒に対して行っているようなレッスンを娘にもしたいところではあるのですが、娘の性格上、まぁ無理だな…って感じなので笑い泣き「読譜力をつける」ことを最優先事項としてレッスンを進めています。

時間もやはり超短時間ですあせる

 

 

ドイツで2年弱ピアノを習っていたので、それなりにレベルは上がってきていたのですが(ちなみに、決まったテキストは使わず課題曲はその時々の娘の興味に合わせて選んで頂いたり、その他の要素においてもかなり自由度の高いレッスンをやって頂いていました)、帰国してからは一旦グッとレベルを引き下げて「ド」しか出てこない曲からの初見奏を進めてきています。

 

子供用の導入テキストも一種類しか使用していないと、「ド」だけの曲なんて最初に1,2曲出てくるのみで次のステップに進んでしまうと思いますが、所有している導入テキストを総動員すれば「ド」だけでもいろんなバリエーションを楽しめます。

「ド」1音だけの曲に対する講師用の伴奏アレンジも各テキストの違いを味わえて面白いです。

 

とくに昔からのお気に入りが、こちら。

 

 

 

 
 

 

アメリカの教材ということもあり絵柄のセンスが独特で、生徒の立場からしたら好みが分かれるところかもしれませんがあせる(個人的にはバスティンの絵柄も超苦手な感じで、あれを自分が子供の時にレッスンで与えられていたら拒否反応を示していたかも…^ ^;;)、講師用の伴奏アレンジのセンスが秀逸でして、最初の「ド」だけの曲の伴奏も「ドだけの曲の伴奏=ハ長調」と、反射的になってしまいそうな固定概念を見事に覆してくれるお洒落アレンジ音譜

かつてレッスンで生徒と初めて連弾した時に、鳥肌が立つほど感動したことを覚えています。

 

テキスト全体を通して伴奏で使われるボイシングがジャズ的です。

 

 

以前、娘はこちらの曲↓を一緒に合わせた時に、伴奏の響きがとても心地良かったようで、珍しく「もう1回!もう1回!」と10回以上おかわり演奏を要求してきました。

 

 

 

初見奏に関しては5月から取り組み始めて、現段階で200曲近くこなしているという状況です。

1日10分にも満たないようなレッスン時間でも(5分程度で終わる日も多々あり)、さすがに毎日やっていると着実に読譜力が向上しているのが実感できます。

 

ただ、特定の曲を一定期間練習して仕上げていくという事は現時点では一切やってないです。(初見の出来が良くなかった曲を翌日に持ち越して再度やることはありますが)

 

 

娘の気が向いた時には、耳コピに取り組むことがあったり(最近はBTSの「Yet to come」をハ長調で耳コピ中。※原曲キーは変ニ長調)、即興演奏で遊んでみたり(これ↓めちゃくちゃ楽しいですね♪)

 

あとは、打楽器を使って、チェンジ・アップの練習をしたりしてます。

※「チェンジ・アップ」って何?と思われた方は、こちら↓をご参照頂けるとわかりやすいです。

チェンジ・アップとは?

 

ドラムを習っている人にとっては定番かつ基本の練習ですが、私の教室でも以前からこの練習は積極的に取り入れるようにしています。

 

 

 

前々回のブログに綴った、K-POPダンスの初ステージ経験後はダンスの練習も毎日欠かさずやるようになったので、最近は寝る前にピアノ&ダンスというのがルーティンとなっています。

ピアノのレッスン室に大きめの全身鏡も備えているので、ダンス練習するにもわりと良い環境ですニコニコ

 

ダンスの方も、最近は曲に合わせてただ漫然と踊るだけの練習から一歩発展させて、YouTubeの再生速度変更機能を活用して、0.75倍速、1,25倍速、1,5倍速…と、再生速度をいろいろ変えながら練習しています。

0.75倍速や等倍速で踊る時は、体の中でしっかりビートを感じる力をより高めるために、曲に合わせて私が8ビートで手拍子したりマラカス2個を駆使して16ビートを刻んだりしてます。(16ビートは手拍子だと厳しい…笑)

 

モーニング娘。がプロデューサーのつんく氏に16ビートを徹底的に叩き込まれていたというのは有名な話ですが、音に動きをカッチリはめ込んでいくためには確かに必須の能力だと思います。

 

あとは、曲の場面ごとにどんな表情で踊るか?というのも本人的に意識して取り組んでいる様子です。(いわゆる「表情管理」ってやつですね)

これも、前回のイベント出演時にめちゃくちゃイイ表情でカッコよく踊る上のクラスのお姉さんがいたので、それに大いに影響を受けたようです。

 

 

今月、ダンスの方はまたイベント出演の予定があるので、前回より更に進化した姿が見られることを期待しています音譜