夫の勤務先には趣味でギターをやってる人が複数名いるらしく、先週末、その内の一人の方のお宅のガレージにて「ギタリストの集い」的なセッションが行われました。
私もそれに便乗してキーボード要員、そして参加予定だったベーシストが来られなくなったということで、「シンセでベースライン要員」として参加させてもらいました。
ちなみにドラマーとして主催者の甥っ子(二十歳そこそこのイケメン)が駆り出されてました。
それにしても「ガレージでセッション」ってのが、さすがアメリカって感じですね。(笑)
実際お宅に行ってみると、それはもう広大な敷地の一軒家でして、本宅とは少し離れたところにガレージがあったのですが、そのガレージもめちゃくちゃデカイ。
この環境ならガレージで爆音を出しても苦情なんか来ないだろうな…という感じでした。
車の改造(塗装含む)が趣味のようで、溶接の道具が揃ってたりそれ用のカーピット的なスペースまであったり、。自分で改造&塗装したハーレーなんかも置いてありました。
それでたまにこうやって仲間でセッションなんかをやって…。なんだかすごくアメリカ的な「豊かな生活」というものを見事に体現されてるなぁ…と、羨ましくなってしまいました。
この主催者の方(メタルが大好き)、50代ぐらいだと思うのですが奥様ともラブラブな感じでした。
この奥様がまた気さくで素敵な方で、バーベキューグリルで肉やウインナーを焼いてハンバーガー&ホットドッグなどを振舞ってくれたり、うちの娘の面倒を見てくれたり。
ロックも詳しくて、誰かが何かの曲のリフを弾き始めると、イントロクイズのごとくすぐにバンド名と曲のタイトルを言い当てておりました。飛び入りで1曲歌ったりもされてました。
セッションの方は、演奏曲を事前にあんまりキッチリ決めておかなかったこともあり、ある程度予想通り(笑)若干グタグダな感はありました。
候補曲はいくつか挙がってたのですが、それぞれ準備してきた曲が違ってたり、そもそも「曲すら聴いてないだろ」って状態の人もいたり。。。(苦笑)
多分私がいちばん真面目に準備してたと思う。…って、まぁ私はヒマなのでね。(笑)
候補に挙がってて私が準備したのは
・「Plush」 Stone Temple Pilots
・「Smoke on the water」 Deep Purple
・「All right now」 Free
・「Strangle Hold」 Ted Nugent
・「Nightmare」 Avenged Sevenfold
・「The Trooper」 Iron Maiden
キーボードパートを弾いたのはDeep PurpleとAvenged Sevenfoldのみで、あとはベースパートの耳コピを頑張りました。
ベースパートのコピーってすごく久々にやりましたが、なかなか楽しかったです。
コピー自体は鍵盤楽器の音をコピるよりずっとラクですしね。ただ、それっぽく弾くのがとても難しいんですけど。(^ ^;;
セッション中も「自分の音がバンドの土台になってる感」が味わえて、ちょっといい気分でした。(笑)
キーボードだと「ベースの人、お願い、支えてー!」と思う方の立場なので。
でも、ベースパートの仕込みの中でいちばん楽しかったアイアンメイデンの「The Trooper」がセッション出来なかったのが残念。。。言い出しっぺの人が練習してきてなかったというオチで。(苦笑)
練習の後遺症(?)でベースラインが頭に残り過ぎて、ずっと家でベースラインを「デンデケデンデケ…」と歌ってたら夫にウザがられました。。。![]()
結局は候補で挙がった曲より、その場でなんとなく出たネタでセッションした数の方が多かったかな。
ブルース進行のものをいくつかと、循環コード的なものと、あとは「Mercy Mercy Mercy」とかサンタナの曲とか。
夕方から始まったセッションでしたが、暗くなるとなんとホタルが飛んでました。
巨大なカエルもそこかしこにいました。
帰りは「鹿を轢かないように気を付けてね」と言われました。
そんなのどかな場所でのセッションでございました。(決してそこまで田舎ってわけではないのですが)
現地の人とコミュニケーションを図れる機会を得るのって、よっぽど自分からアクティブに動かないと思った以上に難しいのですが、決して社交的なキャラではない自分が音楽をやってて良かったと思うのはこんな時だったりもします。
今回も、もし自分が音楽をやってなかったら家で娘と留守番してたかなと思います。
まぁそもそも音楽やってなかったら夫とも出逢うことはなかったでしょうが。(笑)