少し前に娘の1ヶ月検診があったのですが、ここでもカルチャーショックを感じた事がありました。
ドクターから「ビタミンDは摂ってる?」と訊かれたので、私は自分のことを訊かれているのだと思って「マルチビタミンのサプリなら飲んでる」と答えたのですが、「いや、あなたじゃなくてベビーよ」と言われました。
え
ベビーにサプリですか
と驚きつつ「No」と答えたら、それはいけない!とばかりにメモ用紙にドクター指定のビタミンDサプリの商品名を書かれ、「どこの薬局にも売ってるから、買って毎日飲ませてね」と言われました。
ちなみに指定されたのはこちら。
うちの近所のスーパーのベビー用品コーナーに売ってました。
検診の数日前、ちょうど日本のネットニュースで「ここ数年、ビタミンD不足による”くる病”になる赤ちゃんが増えている」という記事を読んだばかりでした。
赤ちゃんの時にビタミンDが不足すると、骨の成長に悪影響が出て極度のO脚になってしまったりするようです。
「完全栄養」と言われている母乳ですが、ビタミンDの含有量は少ないらしく、母乳育児で育った赤ちゃんの方がリスクが高まるそうです。
近年「くる病」になる子が増えている原因としては、紫外線対策で日光に当てるのを避けすぎることによる部分が大きいようです。
ビタミンDは日光に当たることで体内に形成されるということは知っていましたが、不足するとそういった弊害が生じることは知りませんでした。
ビタミンDは魚などに多く含まれているらしいですが、とくにアメリカは日本みたいに新鮮な魚が手に入りにくいし(たいして新鮮そうでもない魚でも信じられないぐらい値段が高かったりする…)、そもそも魚を頻繁に食べる食文化ではないということもあり、余計ビタミンDが不足しやすいのかなと思います。
それを補うためにスーパーなどで売ってる牛乳にはビタミンDが添加されているものが多いです。
というわけで、娘にも毎日の沐浴後に飲ませてみることに。
シロップタイプのサプリメントでスポイトが付属しており、それで1ml吸い取って飲ませます。
それまで母乳以外の液体を飲ませたことがなかったので、ちゃんと飲んでくれるかちょっとドキドキ。
赤ちゃん用のサプリはどんな味なんだろう?と思って、ちょっと自分も舐めてみました。
まぁ、いわゆる子供用のシロップ薬の味ですね。久々の味にちょっとノスタルジー。(笑)
そしていよいよ娘に飲ませてみました。
最初は「ん…?!ナニコレ?!」みたいな顔で、口の中でピチャピチャと味を確かめていましたが、甘みが気に入ったのか、その後もわりと積極的に飲み切ってくれました。
気に入ったのかな?とその日は思ったのですが、必ずしもそうでもないようで、調子に乗って一口の量を多めにしてしまうと、さすがに薬の風味を強く感じるのか、飲んだ瞬間ちょっと眉間にしわが寄ります。(^ ^;; でもちょっとずつ飲ませれば嫌がることなく飲んでくれます。
日本では子供、ましてや赤ちゃんからサプリを飲むなんて…!という感覚だと思うのですが、アメリカは思った以上に何かとサプリに頼る傾向にあるようで、病院でも当たり前のようにサプリを勧められたり処方されたりするようです。
そういえば私も出産での入院中にマルチビタミンのサプリを飲まされてました。
そして退院後も引き続き飲むよう指導されました。
こちらで出産した方たちの話を聞いても、みんな妊娠中に大量のサプリメントを処方されていたようです。
しかもアメリカのサプリは日本のものより1粒がやたらとデカイので、かなり飲みにくいらしい。
私は初めてクリニックに行った時に日頃飲んでるサプリを紙に書いて申告したせいか、処方されることはありませんでしたが。
TVを見ていても、子供用のサプリメントのCMをちょいちょい目にします。
子供用のサプリは、飲みやすいようにお菓子感覚で食べられるグミタイプになっているものが多いようです。
とりあえず、郷に入っては郷に従えで、サプリはしばらく飲ませ続けてみようと思います。
日本も最近かなり暑くなってるようですが、こちらもいよいよ夏らしい暑さになってきていて、確かに日光浴させようと思って外に出て散歩なんかしたら熱中症になっちゃいそうなので![]()