先週、年に1度のピティナの総会に出席してきたのですが、総会後に
松本あすか先生による「ピアノの『音程』を再発見する!」というテーマの
セミナーにも参加してきました。

ちなみに松本あすか先生は、先生というかCDデビューもされてる立派な
アーティストでございます。
ピアノ・エスプレッシーヴォII/キングレコード
PIANO ESPRESSIVO/キングレコード

楽譜も出てます。
アーティストスコアブック 松本あすか PIANO ESPRESSIVO 2/ヤマハミュージックメディア

で、セミナーの趣旨としては「ピアノのレッスンでぜひ鍵盤ハーモニカを活用
しましょう!!」というものでした。
最初は内容がいまいちイメージできなかったのですが、セミナーの途中から
「絶対近々レッスンで鍵ハモ使うぞビックリマーク」と思いました。

ピアノでは意識するのが結構難しい「呼吸・息づかい」。この感覚をつかむのに
鍵盤ハーモニカは本当にすごく有効だなと実感しました。

また、「音程感を意識した上でメロディーを歌わせる」というお話も、ハっと
させられました。「歌わせる」ことはもちろんいつも意識しているけど、
「音程感」まで意識出来ていたかな?と思うと、自分自身あやしいなぁと。

ピアノは管楽器やヴァイオリンなどの弦楽器と違って、自分で音程を
合わせながら演奏する必要の無い楽器だからこそ、おざなりになりがちな
部分だったなぁ~と、目から鱗でした。

詳しい内容を書くと長くなっちゃうな~と思ってたら、この日のレポート記事を
見つけました。さりげに私も写ってる。。。(笑)
興味のある方はこちらをご覧になった方がわかりやすいかと。

松本あすか先生セミナーレポ


セミナーの日にあすか先生が使用していたものと全く同じ鍵盤ハーモニカ
(スズキのプロ仕様メロディオン)を実は私も長らく所有していたのですが、
これをレッスンで使用しようという発想は今までありませんでした。

が、今日初めてレッスンに投入音譜
中田喜直の「エチュード・アレグロ」を練習中の生徒に使ってみました。
中間のメロディアスな部分。生徒なりにいろいろ気を遣って弾いては
いるんだけど、全てのフレーズが繋がり過ぎてしまっているのが気になって
いました。
綺麗なフレーズはとにかくなめらかに繋げて弾けばいいのかな~と思って
弾いてる感じといいますか。

「もっと息継ぎ感が出せるといいね」という話は前回レッスンでもしていたのですが、
実感としてわかってもらうために鍵盤ハーモニカを導入。
右手のフレーズを鍵盤ハーモニカで演奏してもらいました。

すると、1回やってみただけで「先生が言いたかったのはこういうことかビックリマーク
とすぐに理解できたようで、驚きと喜びが混ざったようなパァっと明るい表情に
なりました。
そして「家に鍵盤ハーモニカあるから、家でもやってみる!!」と嬉しそうに
帰っていきました。

期待通りの即効性に私もすごく嬉しくなりました。
これなら、声を出して歌うことが苦手な生徒にもやってもらいやすいと思い
ますし、本当におススメです。
今後も他の生徒にどんどん試してみたいな~と思います音譜