今年も行ってきましたー。
しかし、今回から大幅に規模縮小ムード。
2日間ある内、ちゃんとしたプロのライブが観られるのは2日目のみと
なっていました。1日目は無料ライブのみ。

1ステージ50分のジャズライブが、複数の会場で1日に5回行われて
いたのですが、私は昼過ぎまで用事が入っていたため途中参加。
でも3つのステージが観られたので十分元は取れたかと。

今回観た3つのライブの中で圧倒的に素晴らしかったのは、ヴォーカルの
深尾多恵子さんのステージ。ちなみに会場は立派なお寺の本堂でした。
去年も観てたから免疫(?)はあったはずなのに、それでもなお強い
衝撃と感動がそこにはありました。この方の歌は本当にスゴすぎます!!
心の師匠とさせて頂くことに決めました。(笑)

深尾さんの前に、名古屋で大人気のジャズヴォーカリストと、現在
全国区で大人気のジャズヴォーカリスト率いるバンドの演奏を聴いていたの
ですが、どちらも非常にレベルが高くて「いいモノ観たな~」って
感じだったにもかかわらず、深尾さんの歌を1曲聴いたら、それらが
一気に霞んでしまいました。(笑)
そして「霞んでしまった」と書いてしまった手前、上記のアーティストが
誰だったのかもう書けませんね。(苦笑)
しかしもうなんていうか、全然レベルが違ったんですよ。
でも深尾さんはNY在住の方なので、日本での知名度はまださほどでもない
感じなんですよね~。もったいない!!もっと評価されるべき人だと
思います。

去年のブログにも書いた気がしますが、この方の半ば強引なぐらいに
バンドを引っ張っていく力はハンパないです。正直バンドの人は大変だと
思います。(笑)でも最高にスリリングで観ている方はワクワクします。
まさに「これぞジャズ!!」って感じ。こういうジャズばっかり聴けたら
もっとジャズが好きになれるのにな~って思います。
歌詞を日本語に訳しながら歌うという独特のスタイルも面白いです。
(すべての曲でやってるわけではないですよ)ちょっとしたお芝居を
観ている気分になります。知らない曲でも、意味や情景がスーッと
入ってくるので、あれはなかなか面白いアイデアだと思います。
絶対真似できませんけど。(笑)

ベット・ミドラーの「WIND BENEATH MY WINGS(愛は翼にのって)」を
歌われた時には「まさかこんな曲をやってくれるとは…!!」と驚くやら
感激するやら。青春時代をいろいろ思い出す、私にとっては懐かしの
1曲なのです。しかも8分の7拍子アレンジ。(笑)
まぁこの曲に関して言えば普通に4拍子でやってくれた方が嬉しかった
かもしれない。(笑)

とにかく本当に素晴らしいステージでした。バンドのミュージシャンも
全員素晴らしかった。ベースとドラムは外国人ミュージシャンでした。
ドラムのトミー・キャンベルは、「なんか名前聞いたことあるなぁ」って
感じだったんですが、あとで調べたらやっぱりスゴイお方だったんですね。
ライブの終わりがけに深尾さんが「トミー・キャンベルを見たって証拠に
今なら写真撮影OKですよ~」と言ったのをきっかけに、みんなこぞって
デジカメや携帯で写真を撮ってました。(本来はこのイベントでは
撮影は一切禁止とされています)

深尾さんの歌にあまりに感動したので、いつもならまずやらないことですが、
ライブ終了後に会場でCDを購入し(売られていた2枚を両方とも)
買ったCDにサインを入れてもらいました。そして去年初めて聴いて
気に入って今回も観に来たことや、とても感動した旨を本人に直接伝える
ことが出来ました。
感動していたのは私だけではなかったようで、CDはあっという間に
売り切れておりました。なかなかああやって売られてるCDって
あんなに人だかりが出来て飛ぶように売れてるところを見たことないので、
やはりそれだけ深尾さんの歌の力が凄まじかったということなのでしょう。

そんなわけで、今年もしっかり堪能させて頂きました。
でもこのイベント、いつまで続くだろうか。。。(^ ^;;ちょっと心配…。