先日、近所の島村楽器で開催されたピアノレスナー・学習者向けの
セミナーに参加してきました。

講師は「ピアノを弾くからだ」という本の著者である黒河好子先生。
この本はだいたいどの楽器屋さんに行っても目立つところに並んで
いるので、恐らく売れ筋の本なのでしょう。
私はチラっと立ち読みはしたことがあって、本は実は持ってないんですが
とりあえずその状態で参加。

いろいろためになるお話が聞けるんだろうな~と、ある程度期待は
してたんですが、いやいや、そんな期待を遥かに上回る素晴らしい
内容でした!!
2時間ちょっとのセミナーでしたが、最初から最後までずーっと
目から鱗が落ちっぱなし。(笑)
次から次へと興味深い話が飛び出して、全てが忘れずに覚えておきたい
内容だったため、ノートにとったメモも数ページに及びました。

クラシックピアノの世界も、一昔前の常識は現在の非常識になっている
ことが思った以上に沢山あるんですねー。

この先生、今まで買い換えたピアノは38台、師事した先生は40名という
恐ろしいまでのピアノマニアな方で、本当にいくらでもネタを持ってる
感じだったので、2時間ちょっとのセミナーではまだまだ物足りないと
感じました。このままいろんな話をずーっと聞き続けていたかった
ですね~。

親指から小指までのそれぞれの指の持つ特性とか、指のフォームと
運指の関連性、またフォームによって適した楽譜の版(ヘンレ版とか
ウィーン原典版とか日本の出版社のものとか、クラシックのピアノの
楽譜は実にいろんな種類があるのです)が違ってくるだとか、
あとは、恐らく多くの講師が頭を悩ませているであろう導入期(とくに子供)
のレッスンの進め方についても非常に参考になる話が沢山聞けました。

もう、あまりに面白い内容だったので、ここに全部書き出したいぐらい
ですが、膨大な量になり過ぎるため割愛しときます。(^ ^;

ぜひ自分のレッスンにも今後活かしていきたいところですが、そのためには
まずは自分が先生が出してる本やDVDで改めて内容を確認&実践しながら
ちゃんと消化せねばと思います。(あ、セミナー後ちゃんと本は購入しました)