昨日、磐田のららぽーとにショッピングに行ったばかりだというのに、
今日もまた浜松に向かい、現在開催されている「ハママツジャズウィーク」の
イベントの1つである「ジャズ・ワークショップ」を聴講してきました。
静岡2DAYSです。(笑)

これはハママツジャズウィークが開催される時には毎年必ずやっていて、
数年前までは「ジャズ塾」というタイトルでした。
毎年行けてるわけじゃないんですが、なんだかんだでかれこれ
5,6回は参加してるんじゃないかな。
選ばれた受講生に対して、日本トップクラスのジャズミュージシャンが
マンツーマンでレッスンしてくれる様子を聴講できるわけですが、
受講生からしたらまさに公開処刑状態。(笑)
自分が受講生になる勇気はちょっとないんですが(^ ^;;とにかくコレ、
本当~~に面白いんです。一流のプロの着眼点とか、アドバイスの仕方とか
勉強になることだらけです。

今まで私が観てきた公開レッスンはプロと実際にバンドセッションしながら
講師陣がアドバイスするという形態だったのですが、今回はパートごとに
別々の部屋でレッスンが行われ、最後にホールで講師陣によるライブと
選抜された各パートの生徒によるセッションが行われる、という流れでした。

今年は、ヴォーカル・ピアノ・ドラム・ベース・サックス・トロンボーン・
トランペットのレッスンが行われた中、私はヴォーカルレッスン2本と
ピアノレッスン1本を見学。

ヴォーカルレッスンの方は、今まで私が観てきたものは若い女性が
受講生であることが多かったのに、今回はかなり平均年齢高めな感じ
でした。50代前後?!って方が多くて、こういうものに応募して
レッスンを受けようと思えるそのバイタリティーに心底感心しました。

それにしても、レッスンの中でプロの方がアドバイスする内容の9割近くは
「リズム」についてでしたね。
結局プロとアマでいちばん大きな差が生まれるのって、そこですよね~。
もう、カウントの出し方だけでかなりの時間が費やされてましたよ。(苦笑)

とくに楽器の経験があまり無いヴォーカリストなんかはリズムに対する
意識や譜面に対する理解度が低い人が多いと思うんですが、講師担当の
チャリートさんも
「多くのヴォーカリストはミュージシャンに頼り過ぎてる。ミュージシャンは
仕事がもらえればその場ではニコニコしてくれるけど、心の中では
ヴォーカリストのことなんてバカにしてるんだよ。だからそうならない
ようにヴォーカリストもちゃんとしなきゃダメ!!」というようなことを
力強くコメントしてました。


講師陣のアドバイスは本当に的確で、印象に残った言葉はどんどんメモり
ました。ちょっとした比喩的表現なんかも「これそのままレッスンで
使える!」ってのがあって、収穫盛り沢山でしたね。
今まではひたすら聴講してるだけでしたが、今回は質疑応答の時間の際に
一応ちょっと気になったことを質問したりしたので、ちょっと参加した感が
増幅されました。(笑)

最後のライブもたっぷり正味2時間ほどハイレベルな演奏が楽しめました。
ジャズって予定調和的になってしまうと、ほんっとにつまらないなぁ~と
思ってしまうんですが、さすがにトップクラスのプロの演奏は緊張感が
全然違って、ジャズの良い部分をしっかり堪能させてもらうことが
出来ました。
選曲も、マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダー、ビリー・ジョエル
など歌モノはポップス寄りの好みな路線だったこともあり、初めて生で
聴くことが出来たチャリートさんの歌唱もすごくパワフルで(しかも
曲によって実に緩急自在)イイもの観れました~音譜

沢山レッスンが観られてトッププロのライブが2時間も観られて
これで2,500円って超お得!!と思いました。