主人公シェフの夫、田口浩正さんの妻役です。
来月放送の👆ドラマで、お世話になったピアニスト木米真理恵さんのセカンドCD発売コンサートを聴きに伺いました!
リサイタルを聴いていて、思ったことがあります。
今シーズンの大好きなドラマ『真夏のシンデレラ』(毎週録画して、じっくり観ています。私の若い頃にやっていたトレンディドラマみたいだからかしら、なんかハマっており、泣いたり微笑んだり、大好きなドラマです)で、ちょうど気になった台詞があって。
付き合い始めた彼女が、彼氏に手料理を振る舞って「今日、決心したの。料理の勉強ちゃんとする😀」と言うと、彼氏が「でも、書いてある通りにするだけだろ。どこが難しいんだろ」とポツリ。
同席していた彼氏の友人が、
「書いてある通りって、意外と難しいんだぞ」とフォローする場面。
そうですそうです。
「書いてある通り」って。
難しいのだ‼️
譜面にあっても、指がきちんと動かなければ、再現出来ない。
簡単に和音を3つ指で押さえることすら、3つの音を均等に、同時に鳴らすことの難しさは、やったことのある人にしかわからないかもれない。
実際、指の長さは、すべて違います。
しかも、親指と、他の指は、そもそも、付け根の位置が違う。
こういうの、よくよく考えたら、の話です😅
その長さの違うものを、均等に平面である鍵盤に下ろし、そして、音が出るように指を下ろす‥
書くと、簡単だけれど、実際にするのは、「簡単」ではないですよね。
昔の話、タイプライター、今はパソコンのキーボード、指を使います。
タイプライターを使っていた時代の方なら、なんとなくイメージが湧くかもしれません。
タイプライターのキーを、下ろす時の深さ、キーを触ってから、打つまでの距離。うまく印字できなかった事ありませんか?
パソコン、ワープロも、今はキーボードのタッチが浅くなって打ちやすくなりましたよね。
そう、つまり、そう言う事です。
浅ければ、どんどん簡単に打てるようになるけれど、ピアノの鍵盤は、重いし、指が完全に下りる(弦を叩く)までの距離があり、それも表現の一部なのです。
クラシックの演奏会。
演劇でいうところの古典演劇。シェイクスピアや、チェーホフなどを演じる時、色んな工夫、アプローチをして、お客様に楽しんで貰う工夫をすることもあります。
クラシック音楽に関しては、いかに、作曲された時代の、作曲家の演奏の再現性。
いかに譜面にあるものを、その音楽家の表現したかったものを具現化するか、譜面の指示から離れずに、自分らしく表現するのかが、難しく、そして魅せどころではないかな、と思います。
台詞の言い回しから、セットや照明など、様々な工夫が可能な演劇の古典作品を上演するのとは大きく違って、明かりも、セットも変わらずに、音色だけで、その場面を伝えてゆく。
正直、時には眠くなってしまう演奏会もありますよね‥😅
私は、クラシック音楽には明るくないので、知っている曲は一曲もなかったので、睡眠導入タイムになってもおかしくないシチュエーションでした😆
でも、引き込まれて聴いていました。
最後に演奏されたのは、オーケストラの楽曲。
それを、ピアノ一台で表現する。
それを知らされて聞き始めると、なんだか、沢山の鍵盤が打ち鳴らされた瞬間、バイオリンやチェロなど、他の楽器の音が一瞬鳴ったような錯覚。
ペダルの使い方で、10本の指が奏でる音以上の音圧を味わえる楽器。
凄いなあ!
感動した、とか言う薄っぺらい感想しか言葉に出来ないのが悔しいけれど、文章では伝えられないものが「音楽」なんだもの。
特に演奏会は、その空気感も醍醐味のひとつで、こんな私の拙い表現とは、別次元。
それを閉じ込めた録音盤。
こちらから↓購入出来ます
桑山くんと来たかったなぁ。
次は一緒に聴きに来たいな。
客席には、ドラマでお世話になった演出部の皆さん。
向かって左手の笑ってない男性は、『渡る世間は鬼ばかり』の時、ご一緒した八木監督。
「なんで笑ってないの〜🤣」
と言ったら
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