3、読書感想文のポイント

 

 

 

 

 

 

 

 

上の2まいの画像は、読書感想文を書く時のポイントで、苦手な子に対して配ったものです。

 

これだけ見ても、わからいと思うので、解説します(笑)

 

まず、1では、「読む力」の3つのポイントを説明しました。

 

◆文を正しく読むための知識

◆作者・筆者の伝えたいことを読み取る力

◆本から学んだことに対して、自分の意見を持つ力

 

 

この3つですが、当然「書く力」はこれに対応するように練習しています。

 

 

つまり、

◆文を正しく読むための知識

→漢字や、文法などに注意して書く。

→書き終わったら最後にもう一度見直して、間違いがないか確認する

 

 

 

◆作者・筆者の伝えたいことを読み取る力

→伝えたいことを読み取って、作文に書く

 (人物の行動はそのまま、伝えたいことを表しているので、行動から感じたことを書くとよい)

 ・人物の行動から読み取る

 ・人物の変化から読み取る

 ・作者の伝えたい意図があらわれている表現から読み取る

 

 

◆本から学んだことに対して、自分の意見を持つ力

→人物の行動や、読み取った作者・筆者の意見を元に自分なりの考えを書く。(低学年では、まだこの段階まで行ってないので、少し難しいかもしれません)

 ・読み取ったことを、今後自分にどう生かしていくか

 

 

 

この3つを意識すれば書きやすいと思います。何度も言いましたが、学校で勉強したことをそのまま使うのが、一番書きやすいと思います。

 

 

というわけで、それぞれの視点から、考慮して作成したのが、最初に示した画像のプリントです。(画像荒くて見えなかったらすみません・・・)

 

 

 

◆にそれぞれ、感想を書く時の基本的な考えを書いておきました。そのまま⬜︎の部分に感想を書けば、あとは繋げるだけで完成です。

(段落の最初は1ます開ける。など基本的な作業はあります。)

 

 

 

 

例として書き込んだものがこちらです。

 

 

 

 

課題図書とかぶらないように、今回は「漫画ドラえもん」での例にしました。本当は漫画で書くことはダメですよ( ̄▽ ̄)

 

これくらいの分量で、原稿用紙2枚半(1000字程度)でしょうか。

高学年だと、もう少し書く必要はあるかと思います。

 

 

 

 

 

やり方は以上ですが、注意する点がありますので、書いておきます。

 

 

◆物語のあらすじは、必要最低限にとどめる。

→あくまで感想文なので、感想=自分が感じたことがメインです。そして書く必要 が、あるときは、文章を要約して短くして、必要最低限にしましょう。

 

◆最初に、何を書いていいかわからず進めないとき。

→よくあることですが、迷っている子でも、書いてしまえんばスラスラ進むことがあるので、最初の1語、1文くらいは、だれかと考えたり、アドバイスをもらって構いません。迷うよりやってみて、あとで改善案がでれば書きなおしてしまえば大丈夫です(≡^∇^≡)

 

◆字はきれいに書く(最低限マスからはみ出さない)

→めんどくさがりな子は、すぐに書いて終わらせてしまうことがありますが、読めない字で持ってこられたら、先生は評価できません。最低限保護者の方に、字はみてもらいましょう。

「読めればいいじゃん!」と強気に来る子もいますが、そういう子に限って本人すら読めないレベルの字であることが多いです(笑)

 

 

 

 

 

 

読書感想文の書き方は以上です!

現場の先生目線で書いてしまったので、少々わかりにくかったもしれませんが、参考になれば幸いです!

 

 

 

PS

たまに「うちの子は作文が苦手で心配です。」とおっしゃる保護者の方がいらっしゃいますが、小学生の内で作文が得意と言える子なんてほんの一握りです。

(好きという子はいますが、上手と言える子は多くはいません)

 

小学1年生で字を覚えてから、まだ数年です、心配することはありません(*^▽^*)

 

 

苦手でも、不安でも続けていれば上手くなります。嫌になってまったく書かないというレベルでない限り、今の大人と同じように上手になっていきます!

 

 

 

 

 


小学校教育 ブログランキングへ

 

にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
にほんブログ村

 

 

<関連記事>

小学校の先生が教える、読書感想文の書き方 ⑴

http://ameblo.jp/tomoharu-teacher/entry-12190406066.html

 

小学校の先生が教える、読書感想文の書き方 ⑵

http://ameblo.jp/tomoharu-teacher/entry-12190410807.html

 

プレミアムフライデーで教員の仕事はどうなる?

http://ameblo.jp/tomoharu-teacher/entry-12189932196.html

 

小学校授業のネタを探す旅 〜「大事にする」と「大切にする」の違いは?⑴〜

http://ameblo.jp/tomoharu-teacher/entry-12189131639.html

 

注意するべき子どもへの対応 〜先生だっこして〜

http://ameblo.jp/tomoharu-teacher/entry-12187976544.html

 

信頼される先生になるためにはどうすればいいか? <子どもとの信頼関係 〜⑴授業〜 >

http://ameblo.jp/tomoharu-teacher/entry-12186627911.html

 

小学校のプール指導について考える <日焼け止め禁止、飛び込み事故>

http://ameblo.jp/tomoharu-teacher/entry-12186326897.html