非常にお久しぶりです。

あまりに忙しすぎてまったく更新することができない状況です。

がしかし、今回は無理をしてでも・・・。

 

今年の社労士受験生の動きは非常に早いです。

第1は、10月からの消費増税でしょうし、

第2は、来年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されるため、

早く受験勉強を仕上げておきたいという気持ちがあるからでしょう。

 

最も早い受講相談は、8月25日(日)の昼、

社労士本試験で選択式の時間が終わった直後のこと、

メールで受講相談が来ました。

つまり、社労士本試験の選択式を受け終えて、

「これはダメだ!」と思ったのでしょう。

択一式を待たずしての受講相談です。

 

さて、何が忙しいかというと、

毎日毎日、受講相談を受けているからです。

そこで、改めて思うのです。

「社労士受験生の初学者・中上級者って何だろう?」って。

 

会社の人事部で算定基礎(定時決定)、年度更新等の手続きをし、

資格取得届や資格喪失届などを扱っている人もいれば、

銀行の窓口で年金相談を受けている人もいます。

社労士事務所で働いている人もいれば、

労働保険事務組合で働いている人もいます。

労働組合活動で労働者からの相談を受け、

労働基準法や労働組合法などはすでにバッチリという人もいます。

さらに、建設会社にお勤めで、労働安全衛生法令はよく見ている、

という人もいます。

 

もちろん、社労士試験に関係する実務は一切経験したことがなく、

また、法律の勉強をしたことが一度もないという人だっています。

 

この両者を、社労士試験の受験勉強を初めてするからと言って、

一括りに「初学者」と扱っていいのか疑問なのです。

 

実務をなさっている人は、

ある科目においては、

すでにプロなんですよね。

 

ところがです!

実務をなさっている方が早く社労士試験に合格するとは限りません。

例えば、社労士事務所に勤めている方が、

1回か2回の受験で社労士試験に合格するかといえば、

必ずしもそんなことはありません。

まったく実務を知らず、法律の勉強もしたことがないという方が、

ささっと一発合格してしまうという事例もあります。

だから、社労士試験は面白いというか残酷というか…。

 

まあ、最近は一発合格者を出さないような問題を試験委員は出題していますけどね。

特に、平成27年度の合格率2.6%のときの問題はえげつなかったですね。

そもそも、不合格の受験票が4年間有効になった頃から、

「社労士試験は一発合格させないよ」という試験センター側のメッセージが、

手に取るように分かりましたからね。

 

平成25年度の試験で一気に合格率が5%台になる前に一発合格した人の合格体験記は、

あまり読む価値はありませんし、そういう人の自慢話は聞く必要もありません。

といっても、平成25年度社労士試験を受験した私の受講生の場合は、

合格率40%で、この9月から社労士受験講師として24年目になる者としては、

ちょっと自慢したくなります。

 

ただし、1度だけ、

1点差、2点差などで不合格になった人たちを集めて講義をしたことがありますが、

その年だけは合格率80%です。

ほとんどの受講生が合格しました。

まあ、これも古い話ですから、自慢することではありませんけどね。

 

さてさて、本題に戻りましょう。

社労士試験で、初学者用のコースと中上級者用のコースと、

分ける意味がありますか?

 

分ける意味はほとんどありません。

あれ、経営的な戦略にすぎません。

でもって、中上級コースを作っても、

受講生がなかなか集まらない。

社労士試験は、毎年毎年、細かすぎる法改正事項が膨大に発生しますからね。

 

そもそも、法改正講座(法改正講義)って、

初学者用と中上級者用とに分けますか?

同じ法改正事項を勉強するわけでしょう。

最後は同じ土俵で闘うのです。


(でも、本当はやりたいことがあります。

ただ、人手が圧倒的に足りない)

 

社労士試験はね、1年目が大事なんです。

1年目で択一式50点以上、かつ、選択式は1問だけ救済措置なしで不合格、

そういう人はね、今までのところ100%次の年で合格しています。

1年目で点数がかなり低いと、合格までに3年以上かかる確率が高いです。

だから、1年目が非常に重要なんです。

複数年、社労士試験の受験勉強をしている方は、

この1年が初めての受験勉強だと思ってください。

そして、上記の点数を取ってください。

最悪でも、あと2回の受験で合格します。

いえ、本当の覚悟があれば、来年合格します。

 

う~ん、私も自由の身ではないので、これ以上は書けません。

受講相談していただければ、正直にお話できるんですが…。

 

それでは、次の更新がいつになるかは分かりませんけど、さらばです。


【追記】

法改正といえば、来月、令和元年10月1日より「年金生活者支援給付金の支給に関する法律」が施行され、所得等が低い年金生活者に対して、基礎年金に上乗せする形で年金生活者支援給付金が支給されます。

対象者にはすでに通知が郵送されていますし、これから基礎年金の裁定請求をする人であって、要件に該当する場合は、裁定請求の際に年金生活者支援給付金の認定請求をすることになります。

もう、法改正で新しい法律ができるなど、学習事項がどんどん増えていきますが、さすがに、もういい加減にしてほしいと思います。