現在、年度更新と算定基礎届(定時決定)の締め日については同じ「7月10日」になっています。

処理する数が少なければよいですが、数が多いときは大変です。

社労士試験受験生の中にもこれらの事務処理をなさっている方もいるでしょうし、社労士試験に合格した後に携わることになる受験生もいるかもしれません。


もともと年度更新は、平成8年度までは、毎年度4月1日から5月15日までの45日間に事務処理するものでした。

しかし、これでは担当者はGW(ゴールデンウィーク)に休みが取れなくて大変だということで、平成9年度からは、毎年度4月1日から5月20日までの50日間となりました。たった5日間の延長ですが、担当者の事務負担は軽減されたのでしょうか?


そして、現在のように、毎年度6月1日から7月10日までの40日間となったのは、平成21年度からのことです。


さて、一方の算定基礎届(定時決定)は、幾度かの改正を経て、昭和29年より毎年8月1日現在において決定し、これを10月1日から翌年9月30日までの標準報酬月額とすることとしました。この事務処理日程が、長く平成14年まで続くことになります。


平成11年度以前の社会保険労務士試験は、毎年7月の第4火曜日に実施されていましたから、算定基礎(定時決定)の担当者は、たまったものではありません。


おそらく、このような算定基礎(定時決定)担当者の事務処理負担と、一般の社会人による「平日では年次有給休暇がとれないから日曜日に社労士試験を実施してくれ」との声が合わさり、現在のように、8月第4日曜日に社労士試験が実施されるようになったのではなかったかと記憶しています。

また、平日に労働省、厚生省及び社会保険庁の職員が試験監督をするのは勘弁してほしいとの要望(要請?)もあり、平成12年度の社労士試験から、全国社会保険労務士会連合会が社労士試験事務を担っています。


そして、いよいよ平成15年から、算定基礎届(定時決定)について、毎年7月1日現在により算定し、原則として、その年の9月から翌年8月までの各月の標準報酬月額を決定することとされました。


そうなのです。平成15年から、まずは算定基礎届(定時決定)の締め日を7月10日とし、次いで平成21年度から年度更新の締め日を7月10日として、両者の締め日を一致させたのです。