前回までの私☆
初めての手術に不安と恐怖いっぱいの私
覚悟を決めて手術開始！
目覚めてからは大変なことがいっぱいだった
行ってみよー
tomodo-?
かすかに聞こえる声で目が覚めた
ここどこだかわかる？
『・・・手術室』
今は違う病室だよ
ここまで来たの覚えてない？
後で聞いた話だと
手術室から出てきた私は目を
バッチリ
開けて出て来たそうです
その時夫が
大丈夫？と声を掛けると
私は頷いたそうですが。。。。
全く記憶にございません
今いる場所がどこだかわからないけど
３台並んだベッドの真ん中に
寝かされていました
ベッドの周りには
夫と２人の呼吸器外科の先生
tomodo-さん『あー』って声出せる？
『あー』
うん大丈夫そうだね
声の事だよね？声大丈夫だったんだ。よかった
でも今は物凄く眠い
『ごめんなさい、眠いです』
そう言って私はまた眠った
朝の６時ちょっと前
背中の痛みで目が覚めると
私はICUにいました
周りは医療機器の電子音が響いていて
何か緊張する
『寝過ぎで背中痛い』
『起き上がりたいなぁ』
でも体中色んな物がくっついてる
酸素マスク 点滴
胸の下から３本のドレーン
駄目だ、起きちゃ駄目っぽい
背中の痛みに耐えながら
イライラすること３０分
起きてましたか？
どうですか？大丈夫？
すっごく起きたいです！
体起こしても良いですか？
『あれ？』
『何か声出にくいしガラガラしてる』
『ずっと話してなかったから？』
だめだめー
先生来てからじゃないとー
やっぱり駄目かぁー
じゃあ先生早く来てくれー
寝ながらの歯磨きを済ませ
看護師さんが持ってきてくれたＴＶをみてると
先生登場ー
待ってましたよー
どう？大丈夫？
足の管から採血したら外すから
そしたら酸素も外して病棟戻って
嚥下の確認ね
あー何かもう早速沢山あるんですねぇ
先生声が・・・
あー本当だね
神経には触ったり、傷つけずに出来たけど
反回神経は結構繊細な神経だから
周りを触るだけでも
麻痺が出ちゃう時があるから
一時的に麻痺が出でるのかもしれない
一時的の場合６ヶ月以内に戻るから
少し様子みてみよう
うわぁーマジかぁ
でも仕方ない
無事に手術が終わっただけでも
有り難いことなんだ
それに一過性の可能性も有るんだし
うんうん
tomodo-さん
病棟戻りますので車椅子乗って下さいね
あーやっと起き上がれる
え？痛い
手術したとこ、ものすごーく痛い
骨？骨が痛い
自力で起き上がれない
無理しないでくださぁーい
今ベッド上げますからー
あっそうなんですね
やだー
でも痛いのは痛い
しかも起き上がると苦しい
ひーひー言いながら車椅子に乗って
自分の病室へ
tomodo-さん
手術をしたので片方の肺が
しぼんだままになってるんですね
元に戻すには歩くしかないです！
今から頑張ってナースステーションの周り
１周歩くので行きましょう
これが本当に辛かった
まず立てても前かがみ
傷とドレーンが痛い
そして何より
めちゃくちゃ苦しい
頑張ってくださいっ！
もう少しっもう少し！
と
キレイな看護師さんに応援されても
無理ですぅ
歩き終わってベッドに戻ったときには
もうヘトヘト
その状態で嚥下の確認をCLEARすると
すぐにお昼ご飯
普通食が出てきたことにビックリ
術後っておかゆとかじゃないんだね
全然動いてないからか
1／3ほどしか食べれませんでした
午後は
脳内の先生の回診の後
呼吸器外科の主治医の回診で
手術の内容を説明されました
腫瘍は綺麗に取り切れた事
人工心肺、人工血管は使わなかった事
結構な量の輸血をした事
(大静脈の代わりに出来た細い血管から沢山出血した為)
手術時間が９時間だった事
ひゃー
話を聞いて
私には一瞬だった時間は
沢山の人が頑張ってくれた時間だったのだと
知りました
私の手術に関わってくれた方々に
心から感謝しました
そして９時間もの間
手術が終わるのを待っていてくれた夫にも
もちろん感謝です
そして夜
まだまだツライことはあったんだと
思い知る事になります
つづくー