愛想爆笑とは愛想笑いでは無いですよ。
さすがに自分でも、一応社交辞令としての愛想笑いぐらいは内心嫌々します。
愛想爆笑とは飲み会等で場を支配してる人が言うギャグに対して手を叩いてウヒャヒャヒャとやるアレです。
例えるなら「踊るさんま御殿」でさんまさんが言ったギャグに対してひな壇芸人全員が派手なリアクションで大爆笑してますよね。ひな檀芸人はリアクションが弱いと次から仕事が無くなるので、必死に大爆笑しています。
テレビで見てる自分はもう全くピクリとも笑え無いようなお約束内輪ネタギャグであっても会場では誘い笑いに必死です。
これと同じような構図は、会社の飲み会でも、町内会の会合でも、親戚の集まりでも、学校の休憩時間でもあらゆるシーンでなのですが、大勢が集団になり、ココは和気藹々と談笑する場と設定された場所だと必ず現れます。
そんな場面に居合わせる度に、自分はいつも「こいつら本心でこんなに爆笑してるのか？」→「イヤイヤイヤいくらなんでもこんなオヤジギャグでここまで笑える奴いないよなぁ」→「という事はこいつら皆、実力者に媚びる為に本心を隠して演技しまくってるのか？」→「オメーラ怖えーよ」→「やっぱ人間怖い・・・」の感情が瞬間的に湧き上がり、居た堪れなくなってしまう訳です。
しかも一般人の笑わせようとするネタなんて、プロの芸人レベルと比較すると限りなくキツイので、尚更その感に拍車がかかります。
それこそ大勢の爆笑の渦の中で、自分独りだけが宇宙人になったような、とてつもない孤独感を味あわせられる訳です。
勿論、周りの空気に合わせる事が大人の最低限のルールだという事は重々承知しています。
故に中途半端なニヤケ笑いで場を取り繕うので、後半には顔面神経痛になりそうな目に追い込まれる訳です。
テレビの中の芸人ならば愛想爆笑しても大金が貰えるので、理由はわかります。
しかし一般人同士がクソ面白くも無いネタで大爆笑してる空間にいると、「コイツら集団サクラで誰か愚かなカモでも引っ掛けようという魂胆なのか？」とつい穿った見方すらしそうになります。
しかも、いつもはクールを装ってる筈の周りの人が、集団になり酒が入ると一斉に太鼓持ちのように人格が変わるのを見た日にはホントに人間辞めたくなるのです。
（因みに、例えとしてたまたま、さんまさんを挙げましたが、他にもタケシさんとかタモリさんとか志村さんとかＤＴさんとか大御所と言われてる人が番組に出ると全てこのパターンが繰り返されている事は公平を期す為に改めて申し添えておきますね。）
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