ゲーム内でアヴァターに見放されてしまった被験者たちの感情は、
仕事で裏切られたり、無視されたりしたとき
(たとえば仕事上のミスで叱責されたときや、
給料に見合わない仕事を要求されたとき、減給を伝えられたとき)
のそれと似ている。
そのような経験をしたときに、
脳の神経信号は頭を強打されたときと同じくらいの強さの痛みを発する。
つまり、無視されたり、裏切られたりすることは、単なる精神的なダメージではなく、
物理的に頭を殴られたときと同じ痛みとして脳は知覚しているということになる。
以上、 伊藤守さんのコラムより引用
以上は、アメリカの学者さんの研究成果との事です。
よく学校のイジメで無視は身体的暴力ではないから、犯罪に当たらないなんて平気で言う人がいますが、この説によると精神攻撃も肉体的攻撃に匹敵する行為だと分かります。
よく女子生徒のいじめで無視による自殺がありますが、脳が日常的に物理的ダメージを受けているのと同じだとすれば、脳が物理的に生きることに耐えられなくなり、自殺するのも無理もない事かもしれません。
集団無視によるいじめは肉体的攻撃と違い、証拠が残らないのでより陰湿で卑怯と言えます。
いじめっこは無視が肉体的攻撃と同じレベルのダメージを与えれる事を熟知しているからこそ、ギブアップ=自殺するまで延々続けます。
完全に違法行為である肉体攻撃ですら見て見ぬふりして隠ぺいする学校組織に無視をいじめと認定させるのは至難のわざかもしれません。
しかし、いじめ被害者側は精神攻撃も肉体的攻撃と同等の犯罪行為である事を堂々と訴えていくべきでしょう。
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