■■■■■■  万巻誤用塾・メルマガNo.29
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■■  漢検受験から就職も校正も 20081127
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  誤読・誤用は恥ずかしい…キーワードは「誤用だ!御用だ♪」
  面白くオリジナリティゆたかに、イマを生きる話題性も添えて…。



お重

◆大相撲では安馬改め、新大関日馬富士(はるまふじ/伊勢ケ浜)が誕生した。

◆今週のお題は「相撲・角力…すもう(前篇)」。
◆難問・奇問もありますから楽しんで答えてください。
◆ノー辞書・ノーGoogleでチャレンジすると前頭葉に効きます。


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■1■次の相撲に関する漢字を読んでください。

A.相撲甚句

B.大銀杏

C.初っ切り

D.砂被り
E.蒙御免


■2■次の[  ]内の漢字を読んでください(やや難問)。

A.もろざしの相手の腕を締め上げる技を[閂]という

B.呼び出しさんが打つ拍子木は[柝]といわれます

C.[蹲踞]は 相撲の基本姿勢でかがんだ状態から上体をおこす

D.力士は関取でも普段の髪型は[丁髷]である

E.[前褌]は 腰の周りに巻かれた廻しの前の部分をいう


 〓〓〓〓〓〓〓〓 正解は次号 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


◇―――――――――――◇編集後記1◇――――――――――◇


 角界の旧態依然の不祥事から、年来、大相撲が嫌いになっていたが、
今日の「日馬富士」の誕生で、ちっと揺り戻したかなと…。
 伝達式の口上も「全身全霊で相撲道に精進します」とわかりやすい
言葉で淀みなく挨拶していて好感がもてた。
 実は昨日・11月26日は名横綱/双葉山が引退した日だったそうな(1945)。
 横綱は別名「日の下開山」とも称される。その道にかけては天下の
「開山(=開祖)」であるという意味から、武芸や相撲などで、天下に
並ぶ者がないほど優れた腕前を持っている人の意だそうだ。
「はるまふじ」って横綱らしい語感でいいですね。 


◇―――――――――――◇編集後記2◇――――――――――◇


 十数年前、大阪の三月場所で相撲見物をしたことがあります。
 新聞社の偉いさんから桝席を取ってもらい、亡母と姉夫婦で見た
ことが思い出されます。
 その折、お茶屋(相撲茶屋)から届けられた籠にはお酒やお茶の
ほかに二、三段のお重があって、これがとてもおいしくて、その年は二度
正月をしたような思いをしたものです。
 重箱そのものは決して上等とは言えないプラスチックの軽便なもの
だったけど、その小ぶりの重箱を、嫁が今でも「ほかさず」、花見などの
時に再登場させて重宝しています。
(冒頭の画像)


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【発行者】神谷 雄高(かみや ゆうこう)

日本語教育研究所(第16期)客員研究員
日本漢字能力検定準一級(H12)認定


〔表記ルール〕
・読み方は音読みはカタカナ、訓読みはひらがなで、基本的には丸谷才一『文章讀本』巻末の表記法に準じます。(ただし漢字からの送りは新仮名づかい)
・出典は出来るかぎり明記しますが、「慣用」使用などの場合は岩波『広辞苑4版』旺文社『古語辞典8版』角川『新辞源〈改〉』に準じます。