日に日に元気になってきております。
人間の身体の素晴らしさを痛感してます。
もう起き上がるときも、くしゃみも、笑っても痛くない。少しずつエアロバイクも再開しています。
さて、今回の入院で痛感したこと。
今まで私が関わった患者さんや利用者さんへの懺悔の気持ちです。
手術明けの食事はペースト食、重湯。
それから少し出世してお粥と極刻み食。
これが口に合わず全く食べられませんでした。
体調もあると思うのですが口に入れるまでにまずにおいが受けつけない。
食べてもおいしくなくて吐きそう。
戻そうとするとお腹が痛過ぎて戻すことも飲み込むこともできない。
そして食事が殆ど食べられないので点滴になって、それがなかなか抜けない。
こんな毎日でした。
私の仕事での史上目的は利用者さんに誤嚥性肺炎になってほしくない、窒息してほしくないということでした。だから飲み込みの悪い方にはミキサーやペースト食、水分にはトロミを付けて「食べられなかったら点滴になっちゃうから、食べて」と懇願しながら食事介助をしていました。
でも受け付けないものはどうしても受け付けないのですね。
私の懇願が筋違いだったことをとても反省しました。
手術の痛みよりも食事が摂れないことよりも自分の過去の言動を振り返ることが辛かった。
ちゃんとしたものが食べたいと言っていた利用者さんに謝りたい。もう一度利用者さんの立場になっていろんな職種ともう一度あーでもないこーでもないと考え尽くしたい。もっと利用者さんの意見を取り入れて、自分の知識を総動員して対応したい。
肺炎にならないことや窒息しないことはもちろん大事。だけど、目の前にいる人を大事にすることが根本なのだ。
これからどこを変えていけば良いか、まだ分からない。もっともっと勉強したい。
現場で工夫して試行錯誤してみたい。
ちゃんと利用者さんと向き合ってできるだけ納得してもらえる方法を提示できるような、そんな仕事がしたい。