偶然の出会い。 | 小さなハート〜天使になった息子と地上の娘〜

小さなハート〜天使になった息子と地上の娘〜

先天性心疾患(左室型単心室・大動脈縮窄・完全大血管転位)をもって生まれた息子。病気と闘う姿は勇敢で誰よりも頑張り屋さんでしたが、2014.12月天国に旅立っていきました。精一杯生きた命、生きた証を残しています。天使ママとなり、2人目育児に奮闘中です。

解剖結果の説明を受けて、しばらく経った頃のお話。


久しぶりにまた病院から電話がありました

もう、かかってくることはないと思っていたけど


電話をくださったのは、NICUのナースさんでした。

「お元気にされてますか?
もう仕事は復帰されてるんですか?」

と。


「こうしてお話していると、ひさくんと過ごした日々が、昨日のことのように思い出します。」 

と言ってくださり、
時が戻ったかのように思い出して…涙が出そうになりました


そして、
半年は過ぎたのにNICUのナースさんと話をしているということも何となく不思議な感覚でした。


電話がかかってきた理由


なんですが。。。


今年入って少しした頃、このひさくんのブログに偶然にも辿り着いた、という方からメッセージを頂いたんです


ひさくんと同じ病院で、同じ時期に闘病生活を過ごし、天使になりました…と。

しかも、ひさくんがお空に行った12月、というのも同じ。


驚きと同時に信じられない気持ちでした



ひさくんがノーウッド手術を受け、ICUで生死をさまよっていた時、
お隣にやってきたのはバンディング手術を終えたばかりの赤ちゃんで…

ということを以前、このブログに書いたことがあるんですが…


その時の赤ちゃんが、まさにそのメッセージを頂いた方のお子さんだったんです。
本当に驚きました


NICUでも、
ひさくんのお隣だったり向かい側だったり、大抵近くにいた可愛らしい女の子の赤ちゃん。


執刀医のN先生が、ひさくんだけじゃなく、その赤ちゃんも回診していたのを見ると、

「この子も心臓のどこかが悪いのかな?」

と思ってました。


そのあと、ひさくんと同じように、1ヶ月後にノーウッドを受けたそうです。。


ひさくんは重篤だったから…
周りの赤ちゃんの状態が良く見えてただけなのかもしれない…


どうしてひさくんだけ、と思いNICUで涙を流したこともありました


だから、その天使ママさんからメッセージを頂いた時は、予想もしていなかった出来事にショックで…

悲しくて涙が止まりませんでした。



神様なんていないんだ。

って、つくづく思う。

どうして大切なわが子たちを連れていってしまうの…


大きな手術をするということは、それだけ合併症も大きい。


あらゆる合併症に対処できるように医療が進歩してくれたらいいのに、と切に願います



解剖結果の説明が終わりしばらくした後、その天使ママさんも結果説明で病院に行かれたそうです。



「ひさくんのブログを見てお知り合いになられたと聞きました。
そんなことがあるんだなぁってびっくりしてます。
連絡先を預かってるので、私から連絡させていただきました

とナースさん。

それで、ご丁寧に電話をくださったのです


このブログをきっかけに知り合うことができて本当に良かった

ひさくん、私たちをめぐり合わせてくれてありがと


もしかしたら。
同じ場所で同じ時間を精一杯生きてきた赤ちゃんたちだから、何となくお互いに存在を感じ取っていたのかもしれないなぁ~

なんて思ったりもします


きっと、ひさくんたちもお空の上で早くに再会して、一緒に遊んだりしているんだろうな


できることなら、こんな風に知り合うのではなくて。

二人の赤ちゃんが生きて出会うことができてたらどんなに良かっただろう

って思うけど。。。


同じ時期に同じ経験をした天使ママさん。


当時、悲しみのどん底にいた私にとって、身近に共感できる方の存在は誰よりも、大きな存在のように感じました。。。


そして、
メッセージやコメントを頂いた方々からの温かい言葉が励みになり。


少しずつ少しずつ。


時には涙しながらも、前向いて歩いていこうと思わせてくれたことに感謝

ありがとうございますぐすん


このような出会いをこれからも大切にしていきたいと思います







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