入手したのは結構前なのですが、他の新商品に押されて今になりました、エースコック、釜玉風まぜそばです。釜玉って讃岐うどんの代表的メニューです。茹で上げたうどんに醤油タレと生卵を落とす食い方ですね。丸亀製麺あたりでは率直に言ってそんなに美味しく感じなかったので避けていたメニューですが、相模大野のらんまんといううどん屋で、初めて釜玉を美味しいと思うようになりました。何が違うってやっぱりうどん自体なんですよ。そこのうどんは丸亀みたいなゴリゴリのコシではなく、ふっくらふんわりしたコシなんです。だから麺を存分に味わう釜玉にピッタリなんですね。
さてこの商品、カップが結構大きめです。麺も100gなのでボリュームは十分です。では調理スタートです。
フタを開けると小袋は3つ、液体ソース、ふりかけ、そしてきみまろペーストです。っていうか、きみまろペーストって何だよ(笑)。卵の黄身を模したペーストの事をきみまろペーストと呼んでるようですが、造語じゃないんですかね。入れるとまろやかになるから"まろ"なんですかね。ちなみにカップの径に比べて麺が小さく横に隙間があるので、小袋が下に落ちがちです。ちゃんと3袋取り出したか、指差し確認しましょう(笑)。
お湯を注いで5分、湯切りします。なぜか湯切りのお湯がいい匂いです。麺に下味が付いてるのかな。試しにソースを混ぜる前に味見してみました。確かに雑味の無い、良い味をしています。釜玉といえば麺自体を楽しむものだから、この位ちゃんとした風味の麺で正解ですね、ちょっと楽しみになってきました。
液体ソースを混ぜ、ふりかけをかけ、最後にきみまろペースを開けます。きみまろペーストは黄色い透明な粘度のあるペーストですね。よく混ぜてしまうと風味が消えてしまいそうな程度の量なので、あまり混ぜずにいただきました。
なるほど、良い味です。まぜそばって脂っこかったりしょっぱかったりするものも少なくありませんが、これは脂も塩味も抑え目です。この位だときみまろペーストの存在感もよくわかるというもの。
ふりかけは刻み海苔と魚粉です。牡蠣だし、かつおぶしなど複数の海の風味に海苔が加わると潮臭くなっちゃう事もありますが、この商品についてはそんな事はなく、ちょうどいい香りの補完になっていました。
味的にはクセが無く非常に食べやすいまろやかな仕上がりになっていました。かなり良いかも。正直期待が薄かったんですが、なかなかどうして、いいセン行ってました(笑)。

