何も言うなという空気の圧をひしと感じます。
 が、テレビの音量を最大とすることを公に禁じられてはいないのだから、大声に合わせ同じことを言うなら咎められないのでしょう。

 少数者ほど早く気付くのだろうと思います、炭鉱の小鳥の例えどおりってことです。先の衆院選で投票を呼びかけたら、こんな言われよう。
 〈ローラは、参政権が有るのか?【内政干渉】〉
 〈ローラって 彼女、日本の選挙権あるの?差別するつもりはないけど生い立ちからみて限りなく外国籍っぽいし、しかも今アメリカ在住?カッコつけでいっちょかみされたくないんだけどなぁ〉

 作家の柳美里さんも、「それなら帰国すれば」等などと言われました。ご本人のツイートをお借りします。

  う~ん、古くからある日本的な空気だとは思うんだが、東日本大震災後の絆やらつながっているやらというムードから酷くなったという論が当たっていると思います。ムードだけ、誰かを排除しているだけ。
 そして五輪翼賛で、また。
 ほぼユーチューバー.. と言うより YouTu馬~鹿 な芸能人の、「文句を言うより楽しみを見つけて褒めよう」「不安になるより幸せ噛み締めよう」というポエムに表れました。批判を文句と呼ぶ人の程度は人様の不安に思い及ばなくて、勝手に楽しみと幸せを押し付けるカルトです。そもそもが、まあ、人の口を封じたがるのはカルトな性質です。この手のタレントはよく桜を見る会に参加しています。当該のタレント(笑)にいたっては聖火ランナーまでやって、お得です。商才はあります。つまり、ポエムは表現ではなく、自分さえ良ければいいっていう凡庸さの表出です。

 臨時国会開催を求められのを拒否して為された自民党総裁選も、とってもカルトでした。人様を黙らせた上で勝手にやったことです。つまり、内輪のことです。立憲民主党が同じではいけないと、いまどき反共のネトウヨの偽装ではない本当の支持者なら判るでしょう。国会を閉じた後なのだから、心置きなくやれます。
 データの分析が的確な記事だと思います、此れ。メディアのやる気なさは端折っているけれど、まとめも良いです。ちょっと引用します。
《 立憲民主党が与党に対抗する勢力を主導したいなら、結局、より大きな勢力、高い支持率を得ていく必要があるわけです。その道筋の第一歩として、代表選は試金石となります。
  しかし、立憲民主党代表選は告示まで、党内を横目で見ながら出方を伺うような展開となっていました。強大な与党に立ち向かう大きな物語を示し、幅広い有権者の支持をもとめて党外へのアピールを競う選挙とならなければ、野党第1党であっても代表選が盛り上がらないのは当然です。今後の論戦に期待したいところです。》

 しかし、雑音と呼ぶべきものは確かにあります。ネトウヨの、”サヨクがー” の類いです。日刊ゲンダイが的を得ています。引用外に具体的な提言もあり、お薦め出来ます。
《 4人がそろって共産党を含めた「野党共闘」を維持する考えを示したことに、難クセをつけるような論調が目立つ。おいおい、待って欲しい。共産党との共闘がいつから代表選の争点になったのか。
  無理やり争点をデッチ上げ、「歯切れが悪い」「共闘姿勢に差異が見えない」などと好き勝手にイチャモンを唱える大メディアの姿勢には、今さらながら唖然だ。
  ※略
  読売新聞にいたっては、泉を支持する保守系議員の中に〈共闘路線見直しを明確に打ち出すべきだと主張する向きもある〉と紹介。党内にくすぶる共闘路線への不満をことさら強調し、あたかも「党内分裂」をあおっているようにもみえるのだ。
  これでは、まるで「立憲潰し」。》

 なお、朝日も《 枝野氏と共産党の合意のあり方をめぐっては、修正の動きが出ている。》などと加担しており、どっぷりと翼賛側です。


  余談、始まります。

 音楽にはアリ。
 津軽三味線ってエレキギターみたいな音を出しますけど、あれは弦をちょっとボディに触れさせるアタリという張り方で意図して雑音を作っているからです。勿論、澄んだ音も良いもんだなと思います。志向ゆえにあまり聞いたことのないフルートもいいですね。

帽子ちっちゃ、ぴっちぴち